火手
かしゅ
名詞
標準
stoker
文例 · 用例
これは火を上へ抜かすので、その頃の唯一の消火手段であった。
— その頃の消防夫のことなど 『幕末維新懐古談』 青空文庫
…… 空が暗くなるにつれて、深山の奥で熾に火の手が燃え上って、その焔の周囲に三つの黒い影が動くのが瞭然と分ったが、いつしか火手が漸次に衰えて、赤かった焔の力が弱って黄色くなって見えた。
— 小川未明 『捕われ人』 青空文庫
扨|夜は、彼女を犠牲としまた配偶となし、その星は、燭火手に持ち、見てました、白い幽霊とも見える仕事着が干されてあつた中庭に彼女が下り立ち、黒い妖怪の屋根々々を取払ふのを。
— OEVRES D'ARTHUR RIMBAUD 『ランボオ詩集』 青空文庫
下手な歌みたいなものまで書いて、恥ずかしゅうございました。
— 太宰治 『葉桜と魔笛』 青空文庫
いまは、――年とって、もろもろの物慾が出て来て、お恥かしゅうございます。
— 太宰治 『葉桜と魔笛』 青空文庫
「馬鹿をぬかしゅな!
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
「生意気なことをぬかしゅと承知がならんぞ!
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
おなつかしゅう御座います。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
作例 · 標準
「熱っ! 火手の仕事は、常に炎の熱気との戦いだ」
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「おい、もっと石炭をくべろ! 蒸気圧が下がってるぞ!」と機関士が火手を急かした。
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煤で顔を真っ黒にした火手が、重いスコップを置いて冷たい水を一気に飲み干した。
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