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石炭

せきたん異読 いしずみ
名詞頻度ランク #6893 · 青空 1425
1
標準
coal
文例 · 用例
訪ふものは扉を叩つくしわれの懶惰を見て憐れみ去れども石炭もなく煖爐もなく白堊の荒漠たる洋室の中我れひとり寢臺に醒めて白晝もなほ熊の如くに眠れるなり。
萩原朔太郎 氷島 青空文庫
――郷土望景詩――告別汽車は出發せんと欲し汽罐に石炭は積まれたり。
萩原朔太郎 氷島 青空文庫
左側の柵の中で子供が四、五人石炭車に乗ったり押したりしている。
寺田寅彦 根岸庵を訪う記 青空文庫
その石も巨大なるブッ欠きや、角の取れない切石や、石炭のかすのような「つぶて」で、一個一個としては、咸陽宮の瓦一枚にすら如かないものであるが、これが渾然として、富士山という創造的合成を築き上げたとき、草も、木も、人も、室も、この中へと融合同化してしまう。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
山越しに木曾路へ出て、汽車に乗るとすれば、トンネル又トンネルがあつて、この温気に、土竜のやうに、暗の窖を這ひ、石炭の粉の雨を浴びなければならない。
小島烏水 天竜川 青空文庫
浚渫船のデッキには、石油缶の七輪から石炭の煙が、いきなり風に吹き飛ばされて、下の方の穴からペロペロ、赤い焔が舌なめずりをして、飯の炊かれるのを待っていた。
葉山嘉樹 浚渫船 青空文庫
次には、浚渫船で蒸汽を上げるのに、ウント放り込んだ石炭が、そのまま熔けたような濃い烟になって、私の鼻っ面を掠めた。
葉山嘉樹 浚渫船 青空文庫
―― 彼女は三池港で、船艙一杯に石炭を積んだ。
葉山嘉樹 労働者の居ない船 青空文庫
作例 · 標準
蒸気機関車が黒い煙を上げながら、大量の石炭を燃料にして走る。
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昔の小学校では、冬になると教室のストーブにくべる石炭が配られた。
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石炭はかつて「黒いダイヤ」と呼ばれ、日本の産業を支える重要な資源だった。
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ウィキペディア

石炭 とは、太古(数千万年~数億年前)の植物が完全に腐敗分解する前に地中に埋もれ、そこで地熱や地圧を長期間受けて変質(石炭化)したことにより生成した物質の総称。見方を変えれば植物化石でもある。

出典: 石炭 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0