酥
そ
名詞頻度ランク #30577 · 青空 12 例
標準
so (condensed milk product eaten in ancient Japan)
文例 · 用例
何も知らない焦生は、窈娘の室へ来て見ると、旨そうな酥酪があるので口にしようとした。
— 田中貢太郎 『虎媛』 青空文庫
『大摩里支菩薩経』に、〈※酥枳竜口より二舌|出づ、身弦線のごとし〉とあるのは、トラクオトなどより転出した物か、アリゾナのモキス人、カシュミルの竜種人など、竜蛇の子孫という民族所々にある、これらも昔は鱗あるといったのだろう。
— 田原藤太竜宮入りの話 『十二支考』 青空文庫
子の口が酥酪で香うを嗅ぎ付けて、毒蛇来り殺しに掛かる。
— 犬に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
この話の発端におよそ一切の法、求むべき処においては方便を以て得べし、もし求むべからずんば、強いて得んと欲すといえども、すべて獲べからず、譬えば沙を圧して油を覓め、水を鑽って酥を求むるがごとく、既に得べからずいたずらに自ら労苦すとある。
— 犬に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
玄宗皇帝が楊貴妃浴を出て鏡に対し一乳を露わすを捫弄して軟温新剥鶏頭肉というと、傍に在た安禄山が潤滑なお塞上の酥のごとしと答えた。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
東坡その意を用ひて云ふ、未忍汚泥沙、牛酥煎落蕊と。
— その七 ――放翁詩話三十章―― 『放翁鑑賞』 青空文庫
熊掌料理は支那の料理書によると豹胎、鯉尾、龍肝、鳳髓鶚炙、酥酪蝉、狸唇の七種を加えて周の八珍と称しているが、その料理法について木下謙次郎は、まず熊掌を温水でよく洗い、次に熱湯で湯がいて表皮を剥ぎ、これを流水にさらすこと三昼夜。
— 佐藤垢石 『香熊』 青空文庫
また洋字に改むるものは、なお米飯をもって麺包に代え、味噌をもって酥酪に代るがごとし。
— 清水卯三郎 『平仮名の説』 青空文庫
作例 · 標準
奈良時代の貴族たちは、今のチーズの原型とも言われる酥を珍重して食べていたという。
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「酥のように甘く、とろけるような味わいだ」と、当時の詩人がその美味を讃えている。
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再現された古代食のメニューには、牛乳を煮詰めて作られた酥がデザートとして添えられていた。
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