俎
そ
名詞頻度ランク #2707 · 青空 141 例
標準
altar of sacrifice
文例 · 用例
俎上に載せられたのは、麗水、桂月、天随、花袋、孤雁及び私であったが、一番ほめられたのが花袋と桂月で、当たらずさわらずのところが麗水、孤雁、最も手ひどくやっつけられたのが天随と私で、ことに私はひどく攻撃せられた。
— ――田山花袋氏―― 『紀行文家の群れ』 青空文庫
「カンパチが脂がのっています、それに今日は蛤も――」 ともよの父親の福ずしの亭主は、いつかこの客の潔癖な性分であることを覚え、湊が来ると無意識に俎板や塗盤の上へしきりに布巾をかけながら云う。
— 岡本かの子 『鮨』 青空文庫
母親は青葉の映りの濃く射す縁側へ新しい茣蓙を敷き、俎板だの庖丁だの水桶だの蠅帳だの持ち出した。
— 岡本かの子 『鮨』 青空文庫
母親は自分と俎板を距てた向側に子供を坐らせた。
— 岡本かの子 『鮨』 青空文庫
○外濠は神田堀より入りて、右すれば神田橋一ツ橋|雉子橋下を経て俎橋下に至り、いはゆる飯田川となりて堀留に窮まり、左すれば常磐橋その他の下に出づべし。
— 幸田露伴 『水の東京』 青空文庫
多年|藤原博士の心にかけて来られた渦巻に関する各種の現象でも、実にいろいろの不思議な問題が包蔵されているようであるが、現在までの物理学はまだそれらを問題として捕捉し解析の俎上に載せうるだけに進んでいないように見える。
— 寺田寅彦 『物理学圏外の物理的現象』 青空文庫
従って往々はなはだしく手前勝手な我田引水と思われそうな所説のあることは、自分でも認められ、そうしてはなはだ苦々しくも、おこがましくも感ずるのであるが、それをあえて修飾することなくそのままに投げ出して一つの「実験ノート」として読者の俎上に供する次第である。
— 寺田寅彦 『科学と文学』 青空文庫
むつかしやの隠居は小松菜の中から俎板のにおいをかぎ出してつけ物の皿を拒絶する。
— 寺田寅彦 『試験管』 青空文庫
作例 · 標準
古代の儀式を再現した祭壇の上には、供物を載せるための石造りの俎が置かれていた。
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神官は俎の前に跪き、豊作への感謝を込めて厳かに祈りを捧げた。
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歴史博物館には、発掘された弥生時代の木製の俎が大切に展示されている。
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