疽
そ
名詞頻度ランク #2707 · 青空 39 例
標準
type of carbuncle
文例 · 用例
と、その代りマッチ工場独特の骨壊疽にかかった老人や、歯齦が腐って歯がすっかり抜け落ちてしまった勤続者や、たびたびの火傷に指がただれ膿んで、なりっぽのように、小さい物をつまみ上げることが出来ない女工が一人ずつ追い出されて行った。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
骨壊疽で義歯を支えていた犬歯が抜け落ち、下顎の門歯がとれてしまったのだ。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
○四月、三代目沢村田之助、再び脱疽のために残る片足を切断す。
— 岡本綺堂 『明治演劇年表』 青空文庫
中村芝翫と共に、江戸末期より明治初年にわたって、満都の人気を集めたる女形にて、脱疽のために両足を切断し、更に両手を切断して舞台に立ちたるは、劇界有名の事実なり。
— 岡本綺堂 『明治演劇年表』 青空文庫
「誰か友だちを呼んで見せて、人面疽が出来たと巫山戯てやろう」鼈四郎が辞んでも彼は訊入れなかった。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
隻眼を眇にして睨みながら哄笑している模造人面疽の顔は、ずった偶然によって却って意味を深めたように思えた。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
『潜確類書』に〈脆蛇一名片蛇、雲南の大侯禦夷州に出づ、長二尺ばかり、人に遇わばすなわち自ら断ちて三、四となる人去ればすなわちまた続ぐ、これを乾して悪疽を治す云々〉。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
若し致死的の量が体内に入つたならば、暫くの間に腫脹は拡がり水泡を作り、皮膚は破れて大なる壊疽を生ずる。
— 小酒井不木 『毒と迷信』 青空文庫
作例 · 標準
背中にできた大きな疽が痛み出し、寝返りを打つのも辛いので病院へ行くことにした。
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昔の医学書には、不衛生な環境が原因で発生する疽の治療法が詳しく記されている。
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傷口から細菌が入り込み、皮膚の一部が疽となって赤く腫れ上がってしまった。
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