威風
いふう
名詞頻度ランク #42807 · 青空 189 例
標準
majesty
文例 · 用例
別に、肩には更紗を投掛け、腰に長劍を捲いた、目の鋭い、裸の筋骨の引緊つた、威風の凛々とした男は、島の王樣のやうなものなの…… 周圍に、可いほど間を置いて、黒人の召使が三|人で、謹んで給仕に附いて居る所。
— 泉鏡太郎 『印度更紗』 青空文庫
風采端然、威風凛々、言ふ迄もない、本艦の艦長である。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
今しも、後部甲板昇降口より現はれて、一群の肩章に波を打たせたる年少士官等と語りながら、徐かに此方に來かゝる二個の人――軍艦々上には珍らしき平服の姿、一個は威風堂々たる肥滿の紳士、他の一個は天女の如き絶世の佳人!
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
一方でドイツの軍歌「ラインの守」が、いかにリズミカルで勇気に充ち、威風堂々としているかを見よ。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
この幼年の長次こそ、誰あらう今尚宮城前に威風颯爽たる馬上の勇姿を止める彼の楠公の銅像を鋳造した岡崎雪声氏ではあつた。
— 幸田露伴 『名工出世譚』 青空文庫
日本人には珍らしい、若い時はさぞ秀麗だったろうと思える、禿げ上った頭のそこらに、真っ白い縮れ髪がもじゃもじゃして鼻の太くて高い威風堂々とした朱面の持主である。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
それから最後に、お社をお作りになって、今度のご征伐についていちいちお指図をしてくださった、底筒男命以下三人の神さまを、この国の氏神さまにお祀りになった後、ご威風堂々と新羅をおひき上げになりました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
これは広間一面に血の雨を降らせ合っている殺陣連中が、敵も味方も目が眩んでいながらに、そうした頭山満の端然たる威風に近づくとハッと気が付いて遠ざかったからであった。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
作例 · 標準
その老将軍は、長年の戦役で培われた揺るぎない威風を身にまとっていた。
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初代国王の肖像画は、その威風堂々とした姿から、民衆に畏敬の念を抱かせた。
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彼の落ち着いた物腰と明晰な言葉遣いには、自然と人々を惹きつける威風があった。
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