気詰まり
きづまり
形容動詞
標準
constrained
文例 · 用例
「そうしたらあの気詰まりな丸善も粉葉みじんだろう」 そして私は活動写真の看板画が奇体な趣きで街を彩っている京極を下って行った。
— 梶井基次郎 『檸檬』 青空文庫
それが気詰まりと思わるるならば此方、三味線を引かっしゃれ。
— 夢野久作 『名娼満月』 青空文庫
動物学者の前へ出ると彼はいつも気詰まりを感じるのだが、今日はまた、例のヒステリーの話が出はしまいかとびくびくものだった。
— ДУЭЛЬ 『決闘』 青空文庫
ボーセアン夫人は部屋のドアを閉めるわけにもゆかず、それがどうにも不便なことだったので、来た人達をいともよそよそしく通した後は、部屋の蛇腹を一生懸命に見つめるばかりだったので、誰もが自分が彼女にどんなに気詰まりな思いをさせているのかを悟るのだった。
— Le Pere Goriot 『ゴリオ爺さん』 青空文庫
だが、仮に私が彼等に何度か少し気詰まりな思いをさせたにしても、私は自分の欠点を何とか補った積りだ!
— Le Pere Goriot 『ゴリオ爺さん』 青空文庫
図の左半は比較的込み入っていて、不折邸附近の行きづまり横町が克明に描かれ「不折」「浅井」両家の位置が記入されている。
— 寺田寅彦 『子規の追憶』 青空文庫
自然主義運動勃興以前の各既成作家の行きづまりは、恐ろしく、水っぽい戦争小説の洪水をもたらした。
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
沢の奥の行きづまりには崩れかかったプールの廃墟に水馬がニンプの舞踊を踊っている。
— 寺田寅彦 『浅間山麓より』 青空文庫
作例 · 標準
初めて会う親戚ばかりの集まりで、どうにも気詰まりな時間を過ごした。
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意見が対立したままの会議室は、気詰まりな沈黙に包まれた。
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狭いエレベーターの中で上司と二人きりになり、少し気詰まりだった。
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お互いの本音が言えない関係は、やがて気詰まりなものになる。
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