気楽
きらく
形容動詞名詞頻度ランク #6271 · 青空 1352 例
標準
carefree
文例 · 用例
せめて、妹さえ丈夫でございましたならば、私も、少し気楽だったのですけれども、妹は、私に似ないで、たいへん美しく、髪も長く、とてもよくできる、可愛い子でございましたが、からだが弱く、その城下まちへ赴任して、二年目の春、私二十、妹十八で、妹は、死にました。
— 太宰治 『葉桜と魔笛』 青空文庫
自動車が浅草の雑沓のなかにまぎれこみ、私たちもただの人の気楽さをようやく感じて来たころ、馬場はまじめに呟いた。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
こうした環境に育った僕は、家で来客と話すよりも、こっちから先方へ訪ねて行き、出先で話すことを気楽にして居る。
— 萩原朔太郎 『僕の孤独癖について』 青空文庫
「兵隊も呑気でいいなあ」と竹村君が云うと「あなた方も気楽でしょう」といってにやにやした。
— 寺田寅彦 『まじょりか皿』 青空文庫
左右の席の人々が何となく緊張しているに反して中央の席の人々は、まるで別の国の人のように気楽そうに見えた。
— 寺田寅彦 『議会の印象』 青空文庫
尤も、非常な天災などの場合にそんな気楽な胸算用などをやる余裕があるものではないといわれるかもしれない。
— 寺田寅彦 『流言蜚語』 青空文庫
その絵があんまりのんきで、その描き方があんまり気楽なので、思わず二人で笑ってしまった事があるが、同じ油絵をかくのでも、人によってこんなにもちがうものかと思った。
— 寺田寅彦 『中村彝氏の追憶』 青空文庫
これと反対に恐ろしく綿密で面倒臭そうで、描いている人は存外気楽で、面白くてたまらぬような絵があるとすれば、それは横井弘三氏のである。
— 寺田寅彦 『二科会展覧会雑感』 青空文庫
標準
easygoing