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生気

せいき
名詞頻度ランク #32193 · 青空 829
1
標準
life
文例 · 用例
佐竹は立ったまま、老人のように生気のない声でぼそぼそ私に話しかけたのである。
太宰治 ダス・ゲマイネ 青空文庫
時には甚だしく単純な明るい原色が支那人のやるような生々しいあるいは烈しい対照をして錯雑していながら、それが愉快に無理なく調和されて生気に充ちた長音階の音楽を奏している。
寺田寅彦 津田青楓君の画と南画の芸術的価値 青空文庫
例えば一見甚だ陰鬱な緑色のセピアとの配合、強烈に過ぎはしないかと疑われる群青と黄との対照、あるいは牡丹の花などにおける有りとあらゆる複雑な紫色の舞踏、こういうようなものが君の絵に飽かざる新鮮味を与え生気を添えている。
寺田寅彦 津田青楓君の画と南画の芸術的価値 青空文庫
今の大陸の欧羅巴は死んだ欧羅巴だというので、生気のあった時代の遺蹟を慕って、「過去の岸に沿うて舟を行る」というのです。
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 家常茶飯 青空文庫
からだは相当|肥っていたが、蒼白な顔色にちっとも生気がなくて、灰色のひとみの底になんとも言えない暗い影があるような気がした。
寺田寅彦 B教授の死 青空文庫
ともかくもそれを云ってしまうと、それまでひどく緊張してきつい表情をしていた彼の顔が急に柔らかになってくる、そして平生気持の悪いような青黒い顔色には少し赤味さえさして来て、見るから快いような感じに変化するのである。
寺田寅彦 小さな出来事 青空文庫
桃色|珊瑚ででも彫刻したようで、しかもそれよりももっと潤沢と生気のある多肉性の花弁、その中に王冠の形をした環状の台座のようなものがあり、周囲には純白で波形に屈曲した雄蕊が乱立している。
寺田寅彦 高原 青空文庫
それ以前から先輩の読み物であった坪内氏の「当世書生気質」なども当時の田舎の中学生にはやはり一つの新しい夢を吹き込むものであった。
寺田寅彦 科学と文学 青空文庫
作例 · 標準
彼は休暇でリフレッシュしたのか、顔に生気が戻ってきた。
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長い雨が上がると、庭の草木が一斉に生気を取り戻した。
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彼の描く肖像画には、まるでモデルの生気が宿っているかのようだ。
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