俗悪
ぞくあく
形容動詞名詞
標準
vulgar
文例 · 用例
そこにはむやみと生硬の漢語や、俗悪で不自然な言葉のアクセントや、中学生じみた幼稚な興奮や、およそさうした類の低能な感傷的表情を、むやみと鼓張した態度で一本調子に並べたてられて居た。
— 愛の詩集の終りに 『愛の詩集』 青空文庫
上陸当初の日に一瞥して嘔吐を催し、現代日本の醜悪面を代表する都会と罵り、世界のどんな汚い俗悪の都市より、もっと殺風景で非芸術的な都市と評した東京は、彼が死んでも住みたくない所であった。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
不調和な都会風は、却つて折角の自然美を俗悪にする。
— 萩原朔太郎 『石段上りの街』 青空文庫
ニイチエの説によると、絶えず働くと言ふことは、賤しく俗悪の趣味であり、人に文化的情操のない証左であるが、今の日本のやうな新開国では、絶えず働くことが強要され、到底閑散の気分などは楽しめない。
— 萩原朔太郎 『喫茶店にて』 青空文庫
ずいぶん俗悪な木版刷りではあったが、しかし現代の子供の絵本のあくどい色刷りなどに比較して考えるとむしろ一種稚拙にひなびた風趣のあるものであったようにも思われる。
— 寺田寅彦 『物売りの声』 青空文庫
赤天狗青天狗銀天狗金天狗という順序で煙草の品位が上がって行ったが、その包装紙の意匠も名に相応しい俗悪なものであった。
— 寺田寅彦 『喫煙四十年』 青空文庫
そういう俗悪な精神になるのは止し給え。
— 梶井基次郎 『海 断片』 青空文庫
俗悪に対してひどい反感を抱くのは私の久しい間の癖でした。
— ――或る私信―― 『橡の花』 青空文庫
作例 · 標準
そのテレビ番組は俗悪な内容で、子供には見せられないと批判された。
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彼の描く漫画は、俗悪ながらも強烈なメッセージ性を持っており、カルト的な人気を博している。
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都会の喧騒の中、俗悪なネオンが輝く歓楽街には、様々な人間模様があった。
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ウィキペディア
『俗悪』 は、パンテラが1992年に発表したアルバム。メジャーレーベルでは2作目、プライベートレーベルも含めると6作目のスタジオ・アルバムである。
出典: 俗悪 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0