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卑俗

ひぞく
形容動詞名詞
1
標準
vulgar
文例 · 用例
ところで現今精神的渇望だの信念だのの方は微々たるものであるので、所詮現今の社会たるや、卑俗なものといはねばならぬ。
中原中也 詩と現代 青空文庫
然るにその後、勝太郎の「ハア小唄」になつてくると、もはや「酒は涙か」のロマネスクや青年性は失はれて、年増女の淫猥な情痴感や感傷性やが、大衆の卑俗趣味に迎合するやうになつて来た。
萩原朔太郎 流行歌曲について 青空文庫
「酒は涙か」から「ハア小唄」への流行的推移は、すくなくとも「恋愛的感傷」から「情痴的感傷」への文化的低落と、その卑俗的散文化を語つて居た。
萩原朔太郎 流行歌曲について 青空文庫
しかしこれもまた前時代の歌曲に比すれば、その品位のないことに於て、野趣的に卑俗化したことに於て、時代の文化的低落を語る一実証と見るべきだつた。
萩原朔太郎 流行歌曲について 青空文庫
しかし本質的に観察して、音楽精神の時代的没落を語るものであり、併せて現代日本文化の、救ひがたき卑俗的低落化を実証するものである。
萩原朔太郎 流行歌曲について 青空文庫
「春宵怨」とも言うべき、こうしたエロチカル・センチメントを歌うことで、芭蕉は全く無為であり、末流俳句は卑俗な厭味に低落している。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
独り蕪村がこの点で独歩であり、多くの秀れた句を書いているのは、彼の気質が若々しく、枯淡や洒脱を本領とする一般俳人の中にあって、範疇を逸する青春性を持っていたのと、かつ卑俗に堕さない精神のロマネスクとを品性に支持していたためである。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
それは彼の単なる詩人的エキゾチシズムと見るよりは、彼の生活していた江戸時代の文化情操が、町人的卑俗主義に堕していたことで、蕪村の貴族主義と容れなかった上に、彼自身が京都に住んでいたためと思われる。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
作例 · 標準
彼の言葉遣いは非常に卑俗で、周囲を不快にさせた。
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その作品には、卑俗な表現が多く使われている。
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彼は卑俗な話題ばかりを好み、知的な会話を避けた。
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