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猥雑

わいざつ
形容動詞名詞頻度ランク #41635 · 青空 95
1
標準
vulgar
文例 · 用例
そして、ジャズの音が激しく、光芒のなかで、歔欷くように、或は、猥雑な顫律を漾わせて、色欲のテープを、女郎ぐものように吐き出した。
吉行エイスケ 東京ロマンティック恋愛記 青空文庫
そこからルーマニアの士官と、スペイン女のあの意気で猥雑なタンゴが始まると、人々は腰を高く振って、歓声をあげるのでした。
吉行エイスケ バルザックの寝巻姿 青空文庫
それにもかかわらず、Matsu・ホテルの青い建物では満艦飾のグロテスクな女が意気で猥雑なブラック・ボトンを踊り、天界ホテルでは白痴のマリが、薔薇の花の模様のついた着物の裾を危機一髪のところまでまくって、米国水兵のまえでチャルストンをジャズに合せて踊っていた。
吉行エイスケ スポールティフな娼婦 青空文庫
と、味噌歯を出してわらったのだが、金羊毛の舞踊室から無頼漢の礼讃を象徴するような意気で猥雑なタンゴが響いてくると、急に奔放な馬のような女となって、 ――Y、おれはお前が好き、お前なしでは生きていられぬ妾の生命、と、なまめかしく云うのであった。
吉行エイスケ 孟買挿話 青空文庫
○この頃より演劇改良の声ようやく高まりて、在来の演劇は荒唐無稽なりといい、猥雑野卑なりというたぐいの議論がしばしば繰返さる。
岡本綺堂 明治演劇年表 青空文庫
が、ことは秘められた閨房の行為だけに、これに触れること即ち低俗、猥雑、煽情的ということになり、結局口にすまじき問題として、片づけられてしまうのだが、思えば人生の普遍的問題なのだ。
織田作之助 夜の構図 青空文庫
近き文壇に於ける我が小説の低落は、彼等がその芸術的に訓練されない猥雑の口語文を以てした為に、外国文学に見る如き高貴な詩人的の心を失い、江戸文学の続篇たる野卑俗調の戯作に甘んじ、一歩もそれから出ることができなかったのだ。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
猥雑なことを語っていても、その話手がまじめな顔をしていると、まじめな顔をしているから、それは、まじめな話である。
太宰治 一歩前進二歩退却 青空文庫
作例 · 標準
彼は猥雑なジョークばかり飛ばすので、女性社員からすっかり嫌われてしまった。
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その映画は、暴力と性に満ちた猥雑な内容で物議を醸し、R-18指定を受けた。
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彼の描く世界は、一見すると猥雑で混沌としているが、その奥には人間の純粋な生命力が描かれている。
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2
標準
jumbled (of a place)
作例 · 標準
バンコクの市場は、様々な品物と人々が入り乱れ、猥雑なエネルギーに満ちていた。
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戦後の闇市を再現した映画のセットは、活気と危険が混在する猥雑な雰囲気がよく出ていた。
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大都市の路地裏には、表通りの華やかさとは対照的な、猥雑で人間味あふれる魅力的な空間が広がっている。
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