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姦人

かんじん
名詞
1
標準
villain
文例 · 用例
しかるに海幸を守る蛭子社を数町|乃至一、二里も陸地内に合併されては、事あるごとに祈願し得ず、兵卒が将校を亡いしごとく歎きおり、ために合祀の行なわれたる漁村にはいろいろの淫祀が代わりて行なわれており、姦人の乗じて私利を営むところとなる。
南方熊楠 神社合祀に関する意見 青空文庫
信心薄らぎ民に恒心なきに至らば、神社に基本金多く積むとも、いたずらに姦人の悪計を助長するのみ。
南方熊楠 神社合祀に関する意見 青空文庫
吾レ又案ヲ拍チ筆ヲ按シテ姦人狡児ヲ懲罰セント一大呼スレバ、汝秩然トシテ其ノ行伍ヲ整列ス。
成島柳北 祭活字子文 青空文庫
なりひらが、T「そうよ半分だ」 おいッ大将、T「しかもかんじんかなめのお前さんの名前の処が無えんだよ」 アッ、と驚く左衛門。
山中貞雄 なりひら小僧 青空文庫
それでは困るから結局かんじんの右の目をもう一ぺん打ちこわして、すっかり始めからやり直すほかはないと思うとはりつめた力が一時に抜けて絵筆を投げ出してしまいたくなった。
寺田寅彦 自画像 青空文庫
「人間、見切りがかんじんです。
織田作之助 俗臭 青空文庫
莚包と焼明を持った背の高い男も前岸の方へちらと眼をやって、「そうじゃ、鵜さえうまく使えば、鮎は獲れるに定っておる、鵜をうまく使うがかんじんじゃ」 と、これも顔で笑った。
田中貢太郎 赤い土の壺 青空文庫
人は沢山集まっているけれども、かんじんの家のものが皆殺されてしまったので、どうするにも手出しが出来ない。
素木しづ 惨事のあと 青空文庫
作例 · 標準
その物語では、魅力的な奸人が登場人物たちの葛藤を深める。
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彼は、悪役になりきって、観客を恐怖させる奸人(かんじん)を演じた。
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どんなに巧妙な奸人でも、最後には必ず悪事が露見するものだ。
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