閑人
かんじん
名詞
標準
person with a lot of free time on their hands
文例 · 用例
一分間の閑も惜しく、タイムイズマネーで忙がしく市中を馳け廻つてる大阪人が、かうした東京の喫茶店風景を見て、いかにも閑人の寄り集りのやうに思ひ、むしろ不可思議に思ふのは当然である。
— 萩原朔太郎 『喫茶店にて』 青空文庫
これが即ち文化の余裕といふものであり、昔の日本の江戸や、今の仏蘭西の巴里などで、この種の閑人倶楽部が市中の至る所に設備されてるのは、文化が長い伝統によつて、余裕性を多分にもつてる証左である。
— 萩原朔太郎 『喫茶店にて』 青空文庫
蚊帳の問題といってもただ閑人の寝言と思われては残念である。
— 寺田寅彦 『蚊帳の研究』 青空文庫
予想外の応用が意外な閑人的学究の骨董的探求から産出する事は珍しくない。
— 寺田寅彦 『科学上の骨董趣味と温故知新』 青空文庫
閑人の道楽ならばいいが、仕事のあるお神さんやおばさん達にはあまり楽な仕事ではなさそうである。
— 寺田寅彦 『千人針』 青空文庫
旗本に限らず、御家人に限らず、江戸の侍の次三男などと言ふものは、概して無役の閑人であつた。
— お文の魂 『半七捕物帳』 青空文庫
実際僕みたいな男はよくよくの閑人なんだ」「ちょっと君。
— 梶井基次郎 『ある崖上の感情』 青空文庫
敵情を探るのは探偵の係で、戦にあたるものは戦闘員に限る、いうてみれば、敵愾心を起すのは常業のない閑人で、進で国家に尽すのは好事家がすることだ。
— 泉鏡花 『海城発電』 青空文庫
作例 · 標準
退職後は、趣味に没頭できる閑人になりたい。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
公園のベンチで、ただぼんやりと空を眺めている閑人がいた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
私には無理だ、そんなに時間を潰せるほど暇な人間じゃない。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite