人非人
にんぴにん
名詞
標準
inhuman person
文例 · 用例
もとより郷里の事情も知らぬではないがあまりに薄情だと思って一時はひどく憤慨し人非人のように罵ってもみた。
— 寺田寅彦 『障子の落書』 青空文庫
召連れたる下男は銀平という、高田が気に入りの人非人。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
犬、畜生、人非人、四這になれ、尻尾を掉れ。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
「いえ、お放しなさいまし、この大それた人非人。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
『仮名手本忠臣蔵』の作者|竹田出雲に斧九太夫という名を与えられて以来、殆ど人非人のモデルであるように洽く世間に伝えられている大野九郎兵衛という一個の元禄武士は、ここを永久の住家と定めているのである。
— 岡本綺堂 『磯部の若葉』 青空文庫
……もうジキだと思うんだけれど……」「おのれ……コノ人非人。
— 夢野久作 『怪夢』 青空文庫
我々は単に、空想、情熱、主観等の語を言うだけでも、その詩的の故に嘲笑され、文壇的|人非人として擯斥された。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
さっちゃん、ごらん、ここに僕のことを、人非人なんて書いていますよ。
— 太宰治 『ヴィヨンの妻』 青空文庫
作例 · 標準
彼の残忍な行為は、まさに人非人のそれだった。
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「あんな人非人に育てた覚えはない!」と父親は嘆いた。
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戦争は人を人非人にしてしまう恐ろしさがある。
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