皮切り
かわきり
名詞頻度ランク #22284 · 青空 88 例
標準
beginning
文例 · 用例
が、その皮切りをやる者がなかった。
— 黒島伝治 『パルチザン・ウォルコフ』 青空文庫
途中で古本屋がイヤンなっちゃって、見よう見真似の落語家になったり、幇間になったりしましたが、やっぱり皮切りの商売がよろしいようで、人間迷っちゃ損で御座いますナ。
— 夢野久作 『悪魔祈祷書』 青空文庫
世帯|染みたことに没頭しているいま、池上にしろ葛岡にしろ、また逢って最初に切出す皮切りのひと皮の挨拶が妙に億劫な気がいたします。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
同時に、この時に響いた二三発の銃声こそはAが私の運命を手玉に取り初めた、その皮切りの第一着手であったことも、トックにお察しが着いていることでしょう。
— 夢野久作 『キチガイ地獄』 青空文庫
そう云われてみると、これらを皮切りに今日は何だか詠めそうな気もして、我にもなく私まで珍しい昂奮を覚ゆるのであった。
— 若山牧水 『みなかみ紀行』 青空文庫
「あなたですか」「ええ、どうも……」と、互いに名乗り合いこそしてはいないが、予てから、顔は充分見知っている仲、自然にその事が、談話の皮切りとなり、私が頭を擡ち上げると、きまり悪そうに其所を去ったことなども笑い話の中に出て、石川光明氏はいかにも人ずきの好い人。
— 石川光明氏と心安くなったはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
――それで何処かで、皮切りでもされれば大変だ。
— 小林多喜二 『不在地主』 青空文庫
なんでもその皮切りは、同役の人の下屋敷へ呼ばれて行ったときに、その酒宴の席上で清元の太夫と知合いになったのだと云いますが、その先代も赤坂あたりの常磐津の女師匠を囲いものにしていたとか云う噂がありますから、遊芸については幾らか下地があるというほどで無くとも、相当の趣味はあったのかも知れません。
— 岡本綺堂 『三浦老人昔話』 青空文庫
作例 · 標準
東京公演を皮切りに、彼女の全国ツアーが華々しく幕を開けた。
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この小さな町での成功を皮切りにして、彼は事業をアジア全域へと拡大させていった。
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課長の鋭い質問を皮切りに、会議室は重苦しい沈黙から一転、激しい議論の場となった。
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主力製品の不具合発覚を皮切りに、企業の隠蔽体質が次々と明るみに出た。
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