幻辞.com

階段

かいだん
名詞頻度ランク #3647 · 青空 6832
1
標準
stairs
文例 · 用例
そこへ兄が便所から出て来て、良子の傍を通つて、またドヤドヤと階段を上つていつた。
中原中也 良子 青空文庫
廊下から中央階段を降りようとする途中で窓越しに東を見ると、地下鉄ビルの照明が見える。
寺田寅彦 病院風景 青空文庫
この魚の掛橋の盡きたところから眞つすぐに降りて行くと、ちやうど龍宮の正殿の階段の前に着くのです。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
浦島も氣をとり直して、兩腕をひろげ、魚の掛橋の外に一歩、足を踏み出すと、すつと下に氣持よく吸ひ込まれ、頬が微風に吹かれてゐるやうに涼しく、やがてあたりが、緑の樹蔭のやうな色合ひになり、琴の音もいよいよ近くに聞えて來たと思ふうちに、龜と並んで正殿の階段の前に立つてゐた。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
階段とは言つても、段々が一つづつ分明になつてゐるわけではなく、灰色の鈍く光る小さい珠の敷きつめられたゆるい傾斜の坂のやうなものである。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
」と緊張のあまり聲がしやがれて、足がもつれ、よろよろと千鳥足で階段を昇り、見渡すと、そこは萬疊敷とでも云つていいくらゐの廣い座敷になつてゐる。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
とにかく、乙姫はご自分の家へやつて來た珍客を階段まで出迎へて、さうして安心して、あとはあなたのお氣の向くままに勝手に幾日でもここで遊んでいらつしやるやうにと、素知らぬ振りしてああしてご自分のお部屋に引上げて行くといふわけのものぢやないんですかね。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
乙姫は、龍宮の階段まで見送りに出て、默つて小さい貝殼を差し出す。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
ウィキペディア

階段(かいだん)は、高低差のある場所への移動を行うための通路で、多数の水平な段を備えているものである。古語および雅語ではきざはし(階)という。

出典: 階段 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0