石段
いしだん
名詞頻度ランク #28268 · 青空 1740 例
標準
(flight of) stone steps
文例 · 用例
伊香保の特色は、だれも感ずる如く、その石段あがりの市街にある。
— 萩原朔太郎 『石段上りの街』 青空文庫
その石段の両側には、土産物の寄木細工を売る店や、かういふ町に適当な小綺麗の小間物屋や、舶来煙草を飾つた店や、中庭に廻廊のある二層三層の温泉旅館が、軒と軒とを重ね合せて、ごてごてと不規則に並んで居る。
— 萩原朔太郎 『石段上りの街』 青空文庫
そしてその石段道の一方からは、絶えず温泉くさい湯気が朦々と立ち登つて、如何にも温泉場らしい特異の感じがする。
— 萩原朔太郎 『石段上りの街』 青空文庫
二十いくつの石段を登り、だらだらの坂を半丁ほど登り、有頂天の歡喜があるとしたら、市民とは實に幸福なものだと思ふ。
— 太宰治 『貪婪禍』 青空文庫
生れて間もない私が竜門の鯉を染め出した縮緬の初着につつまれ、まだ若々しい母の腕に抱かれて山王の祠の石段を登っているところがあるかと思うと、馬丁に手を引かれて名古屋の大須観音の広庭で玩具を買っている場面もある。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
コローの絵を想い出させるようなフランスの田舎の幻像がスクリーンの上を流れて行く、老人と子供が雪夜の石段を下りて来る図や、密航船の荷倉で人参をかじる図なども純粋に挿画的である。
— 寺田寅彦 『映画雑感(5)』 青空文庫
そして枕邊をヒタヒタとゴム足袋で石段を下りる人の足音が響いてくるのだ。
— 『青空』記事 『編輯後記(大正十五年九月號)』 青空文庫
ある時は八幡宮の石段を数えて登り、一、二、三と進んで七つと止まり、七つだよと言い聞かして、さて今の石段はいくつだとききますと、大きな声で十と答える始末です。
— 国木田独歩 『春の鳥』 青空文庫
作例 · 標準
神社の参道に続く長い石段を登り切ると、息が上がった。
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雨上がりの石段は滑りやすく、足元に注意が必要だ。
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城跡に残された苔むした石段が、かつての栄華を物語っていた。
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子供たちは石段に座り込み、楽しそうにおやつを食べている。
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