滄海
そうかい
名詞頻度ランク #44145 · 青空 36 例
標準
the blue sea
文例 · 用例
滄海波遥なる彼邦に吾が児を放ち遣ることは、明日をも知らぬ老いた母に取っては気の楽なことでは無かった。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
「日本書紀」には、「伊弉諾尊、伊弉冉尊、天の浮橋の上に立たして、共に計りて、底つ下に国や無からんとのり給ひて、廼ち天の瓊矛を指しおろして、滄海を探ぐりしかば是に獲き。
— 田中貢太郎 『日本天変地異記』 青空文庫
かく、吼え立てば、大海よ、滄海原、引き引きに歪み退き、潮干るや、干潟泡立ち、沸き立つや、蠍なすもの、菊石なす、鰻なすもの、鰓の怪や、飛ぶ翼の竜、八剣の蜥蜴草食み、始祖鳥荒き歯に咋ふ。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫
かく、吼え立てば、大海よ、滄海原、引き引きに歪み退き、潮干るや、干潟泡立ち、沸き立つや、蠍なすもの、菊石なす、鰻なすもの、鰓の怪や、飛ぶ翼の龍、八劍の蜥蜴草食み、始祖鳥荒き齒に咋ふ。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫
「曾て滄海を経て水たりがたく、巫山を除却してこれ雲ならず」 公子は孔生の心のあるところを了解して言った。
— 田中貢太郎 『嬌娜』 青空文庫
『山海経』に〈崑崙山西北に山あり、周囲三万里、巨蛇これを繞り三周するを得、蛇ために長九万里、蛇この上におり、滄海に飲食す〉。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
したがって尾閭禁ぜず滄海竭きた齶蠅連は更なり、いまだ二葉の若衆より※に杖つくじいさんまでも、名を一戦の門に留めんと志す輩、皆争うてこれを求めたので、トルーフルを崇重する余りこれを神の子と称えた碩学すらある。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
*われは夢む、滄海の天の色、哀深き入日の影を、わだつみの灘は荒れて、風を痛み、甚振る波を、また思ふ釣船の海人の子を、巌穴に隠ろふ蟹を、青眼のネアイラを、グラウコス、プロオティウスを。
— 上田敏 『海潮音』 青空文庫
作例 · 標準
滄海の彼方には、まだ見ぬ未知の世界が広がっていると信じられていた。
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詩人は滄海を眺め、悠久の時の流れに思いを馳せた。
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遠い昔、この場所は滄海だったという伝説がある。
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