大洋
たいよう
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #24991 · 青空 548 例
標準
ocean
文例 · 用例
広間の四方の障子はスツカリ取り払はれ、大洋を拭ふて来る海風は無数の蝋燭の焔をユラユラさせながら気持ちよく皆の肌に入つて行くのであつた。
— 太宰治 『地図』 青空文庫
あるいは一歩さかのぼって、裾野がいまだ生成しないうち、富士と、愛鷹と、箱根が、陥没地帯の大海原に、火山島のように煙を吐いて、浮かんでいたところを想像すれば、今日の豆南諸島の大島、利島、三宅島などが、鋪石のように大洋に置かれているのと似て、更に大規模なる山海の布置を構成するであろう。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
日本の山岳は、日本アルプスあたりでは、大洋より来る湿気を含める風が当って、降雪量は充分であるが、融ける分量の方が積る分量より多いのであるから、氷河という現象を作らない。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
中には遠く大洋を越えて西洋の光の都、南洋のヤシの葉蔭に運ばれる。
— 寺田寅彦 『年賀状』 青空文庫
遠からず大洋にある船舶と電話が出来る時が来るだろう。
— 寺田寅彦 『無線電信の近状』 青空文庫
色々のイズムはどんな大洋を越えてでも自由に渡って来るのである。
— 寺田寅彦 『札幌まで』 青空文庫
時には数百里も遠い大洋のまん中であばれている台風のために起こった波のうねりが、ここらの海岸まで寄せて来て、暴風雨の先ぶれをする事もあります。
— 寺田寅彦 『夏の小半日』 青空文庫
これは月と太陽との引力のために起るもので、月や太陽が絶えず東から西へ廻るにつれて地球上の海面の高く膨れた満潮の部分と低くなった干潮の部分もまた大体において東から西へ向かって大洋の上を進んで行きます。
— 寺田寅彦 『瀬戸内海の潮と潮流』 青空文庫
作例 · 標準
豪華客船は港を離れ、波静かな内海を抜けて、果てしなく広がる大洋へと向かって舵を切った。
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深海調査船が大洋の底から持ち帰った泥の中には、未知の微生物が数多く含まれていた。
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かつて冒険家たちは、羅針盤と星の動きだけを頼りに、荒れ狂う大洋を横断する航海に挑んだ。
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