大海
たいかい異読 おおうみ
名詞頻度ランク #19833 · 青空 626 例
標準
ocean
文例 · 用例
あとで知ったことでございますが、あの恐しい不思議な物音は、日本海大海戦、軍艦の大砲の音だったのでございます。
— 太宰治 『葉桜と魔笛』 青空文庫
あるいは一歩さかのぼって、裾野がいまだ生成しないうち、富士と、愛鷹と、箱根が、陥没地帯の大海原に、火山島のように煙を吐いて、浮かんでいたところを想像すれば、今日の豆南諸島の大島、利島、三宅島などが、鋪石のように大洋に置かれているのと似て、更に大規模なる山海の布置を構成するであろう。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
外へ出て見ると月は高い、槍ヶ岳は大海から頭をのそりと出す烏帽子岩のようで、雪の白条は岩の上へ鴎が糞を落したようだ、自分は恍惚として、今山の巓に立っているのか、波の寄る渚を歩いているのかと、惑った、夜の自然は一切を平等にして、山とか海とかに仮現する異性を失わせる。
— 小島烏水 『奥常念岳の絶巓に立つ記』 青空文庫
一皿の水を化して大海とするのである。
— 寺田寅彦 『学問の自由』 青空文庫
ちょっと外側から見ると恐ろしく窮屈そうに見えるような天地に居て、そうして実は、最も自由に天馬のごとく飛翔しているような人も稀にはあるようであり、一方ではまた、最も自由な大海に住みながら、求めて一塊の岩礁に膠着して常に不自由を喞つ人も稀にはあることはあるように思われる。
— 寺田寅彦 『学問の自由』 青空文庫
しかし底には幾多の幻怪なものが潜んでいる大海の面に、可哀らしい小々波がうねっているように思われますね。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
必然的に銀暴落の大海嘯が全土を襲ったのだ。
— 吉行エイスケ 『新種族ノラ』 青空文庫
「大海に島もあらなくに海原のたゆとう波に立てる白雲」という万葉の歌に現われた「大海」の水はまた爾来千年の歳月を通してこの芭蕉翁の「荒海」とつながっているとも言われる。
— 寺田寅彦 『俳句の精神』 青空文庫
作例 · 標準
古文書によると、かつて海軍には大海訓と呼ばれる厳格な艦隊指揮の指針があったらしい。
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歴史家は、大海訓の解釈を通じて当時の海軍の組織文化を研究している。
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大海訓の条文を紐解くと、現代のリーダーシップ論にも通じる教訓が見出せる。
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標準
fabric pattern
作例 · 標準
大海指には、航海における詳細な気象観測や信号手順が記されていた。
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提督は、大海指に定められた規則に従い、艦隊を指揮した。
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この古文書は、大海指の貴重な現存資料として、歴史的価値が高い。
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ウィキペディア曖昧さ回避
大海(たいかい)は「大きな海」を意味する語句。他の読み方に「おおみ」「ひろみ」などがある。中国語で読む場合は「たいかい」で分類している。
たいかい
- 唐物の分類の一つで、大振りで口が広く、平丸形の茶入(ちゃいれ)を指す。茶入を参照。
- 台湾のポップシンガーである張雨生の4枚目のアルバム。
- 胡大海 — 中国の元朝末期の軍人。朱元璋に仕えた。
- 大海竹郎 — 日本の力士。四股名が「大海」。
- 日本語の苗字。
- 日本語の男性名。
おおみ
- 大海 (新城市) — 日本の愛知県新城市にある大字。
- 大海駅 — 日本の愛知県新城市大海にあるJR東海飯田線の鉄道駅。
- 大海川 — 日本の石川県を流れる川。
- 小筑紫町大海 — 日本の高知県宿毛市(旧小筑紫町)にある大字。
- 日本語の苗字。大海吾郎、大海将一郎など。
関連項目
出典: 大海 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0