帰城
きじょう
名詞動詞-サ変
標準
return to a castle
文例 · 用例
前にも申上げました通り、文久三年、この年の二月十三日には十四代将軍が御上洛になりまして、六月の十六日に御帰城になりました。
— 岡本綺堂 『蜘蛛の夢』 青空文庫
市五郎の容態はなにぶん軽くないのをみて、一行十一人のうちから四人は彼に附添って帰城することになった。
— 岡本綺堂 『馬妖記』 青空文庫
それは伊丹弥次兵衛の意見で、彼がふたたび失態を演じた場合には、今度こそほんとうに腹でも切らなければならない事になるのであるから、いっそ怪我人を守護して帰城した方が無事であろうというのであったが、本人の甚七はどうしても肯かなかった。
— 岡本綺堂 『馬妖記』 青空文庫
こうなると、甚七ばかりでなく、怪我人に附添ってむなしく帰城するよりも、あとに残って海馬探検に加わりたいという志願者が多いので、弥次兵衛も少しくその処置に苦しんだが、どうにかその役割も決定して、怪我人を戸板にのせて村の者四人にかつがせ、さらに四人の若侍がその前後を囲んで帰城することになった。
— 岡本綺堂 『馬妖記』 青空文庫
ところで、こちらの井上のだんなも、ゆうべそのお徒歩供となって、松平のお殿さまのお下屋敷へ参ったところ、将軍さまがたいそうもなくもみじ見物のお催しに御感あそばさって、けさの明けがた近くに御帰城なさったってこういうんですよ。
— 袈裟切り太夫 『右門捕物帖』 青空文庫
鳥羽伏見には敗れたが、あれはいわば不意に仕掛けられた戦いじゃ、将軍家が江戸へ御帰城の上、改めて天下の兵を募られたら、薩長土など一溜りもあるものではない。
— 菊池寛 『仇討禁止令』 青空文庫
ねがはくは御帰城之便に二三巻|宛四五人へ御託し被下候慥に届可申候。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
阿部侯「御帰城の便に二三巻宛四五人へ御託し被下候はば慥に届可申候」と云つてゐる。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
作例 · 標準
「日が暮れる前に、早く城へ帰城せねば。」
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敵の襲撃を退け、無事、城への帰城を果たした。
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「殿、敵の動きが鈍くなりました。今こそ帰城の好機かと。」
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落城寸前だったが、騎士団の活躍で帰城できた。
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