落城
らくじょう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
fall of a castle
文例 · 用例
イヤお持帰りになりませんならそれで可う御座います、右の次第を届け出るばかりですから」と大きく出れば、いかな母でも半分落城するところだけれど、あの時の自分に何でこんな芝居が打てよう。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
家康の軍勢に大垣城が取囲まれ、落城する砌の実状を、そのとき城中にあった、おあんという女の想い出話の記録であります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
落城も程近い城中にあって当時若い腰元のおあんはその朋輩とともに、将卒が取って来たたくさんの敵の首の歯におはぐろを塗っているのであります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
その役を、危険な混雑な落城も程近い城中にあって心弱い若い女のおあんたちは取乱した様子もなく無雑作にやっているのでありました。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
落城の前日、彼は一緒に脱走して来た友達に語った。
— 岡本綺堂 『温泉雑記』 青空文庫
王兄シャマシュ・シュム・ウキンの謀叛がバビロンの落城でようやく鎮まったばかりのこととて、何かまた、不逞の徒の陰謀ではないかと探ってみたが、それらしい様子もない。
— 中島敦 『文字禍』 青空文庫
それから、その開いてしまった心の皮膚の毛根を狙い、私の内部から私自身消し残した女の本能が、外部の蝶子さん、あなたの性格の影響に呼応し出して、自我の落城まえのような私をうろたえ始めましたことも話しましたね。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
落城と同時に城は焼かれてしまったが、その社だけは不思議に無事であったので、そのまま保存されてやはり小袋明神として祀られていた。
— 岡本綺堂 『こま犬』 青空文庫
作例 · 標準
圧倒的な兵力の差により、ついにその城は落城した。
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落城の報は瞬く間に全国に広まった。
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戦国時代には、多くの城が攻防の末に落城した。
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標準
giving up (on something)
作例 · 標準
厳しい交渉の末、相手の提案を受け入れる形で落城した。
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試験の直前、もう無理だと悟り、私の心は完全に落城した。
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彼の熱心な説得に、とうとう私の抵抗も落城してしまった。
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