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奇声

きせい
名詞頻度ランク #32682 · 青空 160
1
標準
strange voice
文例 · 用例
キッキッというて奇声を放った、件の小坊主はそのまま後飛びにまた宙を飛んで、今まで法衣をかけておいた、枝の尖へ長い手で釣し下ったと思うと、くるりと釣瓶覆に上へ乗って、それなりさらさらと木登をしたのは、何と猿じゃあるまいか。
泉鏡花 高野聖 青空文庫
これには流石の髯将軍も首を縮めて、お得意の奇声を放つこと飢えたる豚のごとし。
押川春浪 本州横断 癇癪徒歩旅行 青空文庫
村長の爺様が、突然|七八歳の小児のような奇声を上げて、(やあれ、見やれ、鼠が車を曳いて来た。
泉鏡花 半島一奇抄 青空文庫
」と唐突に奇声を放った、濁声の蜩一匹。
泉鏡花 草迷宮 青空文庫
「う、う、う、あッ、あッ、あッ……」 唖の娘はお加代に手を捩じられて、鳥のような奇声を出した。
織田作之助 夜光虫 青空文庫
「う、う、う……」 娘はただ奇声を発しただけだった。
織田作之助 夜光虫 青空文庫
さっき撲ったりなんかして……」 と、謝るように言うと、無論それは聴えなかったが、気持は通じたのか、痩せた首を二度、三度たてに振って、「う、う、う……」 奇声を発しながら娘はふっと微笑んだ。
織田作之助 夜光虫 青空文庫
」津田さんは奇声を発した。
太宰治 正義と微笑 青空文庫
作例 · 標準
真夜中の無人駅のホームから突然、何者かの奇声が響いてきて肝を冷やした。
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「うわぁ! 出たぁぁ!」と、お化け屋敷の出口で子供たちが奇声を上げている。
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勝利が決まった瞬間、彼は興奮のあまり奇声を発してコートに突っ伏した。
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静まり返った図書館に響き渡った謎の奇声に、居合わせた全員が顔を見合わせた。
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