周章
しゅうしょう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
confusion
文例 · 用例
「大学を出たのに職がない」といふと、尠くも近親は周章てるが、「腕はあるのに職がない」なぞと云はうものなら、「威張つてやがらァ」ではないか。
— 中原中也 『心理的と個性的』 青空文庫
その「予想」が現今大概の人の場合に稀薄なのであるし、これは多分「人間像」を見失ふ、つまり「おのづと感じられる面白味」といふものの離散であらうし、それは意志だけの如き意志、謂はば周章狼狽の結果でもあらう。
— 中原中也 『撫でられた象』 青空文庫
日の照る砂地に落ちてゐた硝子を、歩み来た旅人は周章てて見付けた。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
その丁度向側の家が持主の代が変りそうだという評判を聞いて、その家は保存的価値のある建築であったので、美術大臣が周章てて今度の持主に手紙で政府の保護を申出でた。
— ――朝と昼―― 『巴里のキャフェ』 青空文庫
現われて来る眼に見えぬ敵を想像して周章てはてた。
— 岡本かの子 『みちのく』 青空文庫
五郎蔵「ナニ」と強い男に向わんとするのを、 半次、 周章てて止めた。
— 山中貞雄 『中村仲蔵』 青空文庫
そういうところへ誰かが出て来ると、さあ周章て鉄砲を隠す、本を繰る、生憎開けたところと読んで居るところと違って居るのが見あらわされると大叱言を頂戴した。
— 幸田露伴 『少年時代』 青空文庫
しかしこのできるはずのことがなかなか容易にできないのは多くの場合に群集が周章狼狽するためであって、その周章狼狽は畢竟火災の伝播に関する科学的知識の欠乏から来るのであろう。
— 寺田寅彦 『火事教育』 青空文庫
作例 · 標準
突然の事態に周章し、何をすべきか分からずただ右往左往してしまった。
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敵軍の奇襲に遭い、城内は周章の色を隠せず混乱を極めた。
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「そんなに周章しなくても大丈夫だ。まずは落ち着いて状況を説明してくれ」
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ウィキペディア曖昧さ回避
周章(しゅうしょう) あわてふためくこと。wikt:狼狽と同義。 記章 中国の歴史上の人物。 周の人物 (zh:周章 (吳國)) 。句呉(呉)の第5代国君。 秦の人物。周文とも。陳勝・呉広の乱に参加した武将。 後漢の人物 (zh:周章 (東漢)) 。安帝廃位をたくらんだとして誅殺された。
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