愁傷
しゅうしょう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
grief
文例 · 用例
これが前兆と申すのでございましょうか、誠に争われぬもので、御愁傷様。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
貞子の方は奥より駈出で(見るに眼も眩れ心も消え、)と絃に乗るまでにはあらざるも、式台の戸より隙見して、一方ならぬ御愁傷なり。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
心ならずも、ハムレットさまの御愁傷の筋に触れてしまいました。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
「それは、御愁傷様でございます、お年は幾歳でございました」と、主翁が云った。
— 田中貢太郎 『立山の亡者宿』 青空文庫
刃傷事件に座して、親族立ち会いの上で詰め腹を切らされた十九歳の少年の祖母になる人が、愁傷の余りに失心しようとした。
— 寺田寅彦 『柿の種』 青空文庫
ははははは、それはお目出度いやうな御愁傷のやうな妙な次第だね。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
いよ/\こちらでも愁傷げに裝ふことすら出來にくい。
— 若山牧水 『一家』 青空文庫
実は、先日来、大隈未亡人|綾子刀自が御重体であると新聞紙上で承り、昔、お見知りの人のことで、蔭ながらお案じしていた次第であったが、今朝(大正十二年四月二十九日)の新聞を見ると、お歿なりになったそうで、まことに御愁傷のことである。
— 大隈綾子刀自の思い出 『幕末維新懐古談』 青空文庫
作例 · 標準
「この度はご愁傷様でございます。心よりお悔やみ申し上げます」
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彼は深い愁傷の淵にあり、しばらくは仕事に復帰できそうにない。
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突然の別れに、遺族の愁傷はいかばかりかと拝察いたします。
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