威儀
いぎ
名詞
標準
dignity
文例 · 用例
けれども、私の傍には厳然と、いささかも威儀を崩さず小坂氏が控えているのだ。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
この家の主人、黒田藩のお目付役、当時蔵元屋の娘胴切り事件のお係りとなっている松倉十内国重は、縁側に座布団と煙草盆を置いて、小倉袖、着流しのまま威儀を正した。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
松倉十内は一層威儀を正しながら睨み付けた。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
)その二(食事を終った教団の人々は、めいめい食器を始末し、その辺を清潔に掃除し、威儀を正して左右に引退く。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
(唱え終り、座具を修め、威儀を整えて退場。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
」 夫人は蒲団に居直り、薄い膝に両手をちゃんと、媚しいが威儀正しく、「寝ますから、もうお構いでない、お取込の処を御厄介ねえ。
— 泉鏡花 『伊勢之巻』 青空文庫
嫗は威儀正しく、膝のあたりまで手を垂れて、「はい、申されまする通り、世がまだ開けませぬ泥沼の時のような蘆原でござるわや。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
依つて御前に伺候すれば、其座に御親類揃はせられ威儀堂々として居流れ給ふ。
— 泉鏡太郎 『十萬石』 青空文庫
作例 · 標準
天皇陛下は、その振る舞いの一つ一つに威厳を湛えておられた。
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裁判長は、法廷に厳かな威儀をもって入廷した。
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危機的状況下でも、CEOは揺るぎない威儀を保ち、部下たちを安心させた。
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その俳優は、古代の王を見事に演じきり、その威儀は観客を圧倒した。
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