海角
かいかく
名詞
標準
cape
文例 · 用例
さうして荷揚げ機械のばうぜんとしてゐる海角からいろいろさまざまな生物意識が消えて行つた。
— 萩原朔太郎 『青猫』 青空文庫
さうして荷揚機械のばうぜんとしてゐる海角からいろいろさまざまな生物意識が消えて行つた。
— 萩原朔太郎 『定本青猫』 青空文庫
わたり鳥日本の春のこひしさにシイオホスクの海角よりはるばる波をわたり鳥。
— 絵入り小唄集 『どんたく』 青空文庫
彼は、毎日のように、近所の海角に出て、鰤を釣った。
— 菊池寛 『俊寛』 青空文庫
而して船は全羅道西南の海角より方向を轉じて東方に向ひ、全羅、慶尚二道の南岸に沿ひて狗邪韓國に至る。
— 白鳥庫吉 『倭女王卑彌呼考』 青空文庫
『魏志』の文中に「乍東」とあるは、全羅道西南の海角より金海に至る航路の方向を云へるなり。
— 白鳥庫吉 『倭女王卑彌呼考』 青空文庫
然るに水行十日せば開聞の海角を迂囘するも、ほゞ櫻嶋の内灣に達し得べく、また別に陸行一月の長程を要せざるなり。
— 白鳥庫吉 『倭女王卑彌呼考』 青空文庫
征韓のことは洵に豊公一代の経営なるかな、されども、この海角の荒野原を剰すにだも漸く難からむとするを看れば、英雄といへども、一たび地下に瞑するや、千古の威名、はた虚栄に過ぎざるごとし。
— 蒲原有明 『松浦あがた』 青空文庫