鼻
はな
名詞頻度ランク #3812 · 青空 15460 例
標準
nose
文例 · 用例
格別、先生の口唇が、鼻腔が可笑しいといふのぢやない、起立して、先生の後から歌ふ生徒等が可笑しいといふのでもない、それどころか、俺は大体、此の世に笑ふべきものがあらうとは思つちやゐなかつた。
— 中原中也 『夏と悲運』 青空文庫
その志明かなれば冬の夜を、われは嘆かず、人々の憔燥のみの悲しみや憧れに引廻される女等の鼻唄を、我が瑣細なる罰と感じそが、わが皮膚を刺すにまかす。
— 中原中也 『寒い夜の自我像』 青空文庫
〔そのかたち収得に似て〕宮沢賢治そのかたち収得に似て面赤く鼻たくましきその云ふや声肝にありその行くや犠を索むる
— 宮沢賢治 『〔そのかたち収得に似て〕』 青空文庫
かくて象の鼻を撫でた人は細いといひ象の胴を撫でた人は太いと云つてゐるのと同断で、何もそれは象のことを云つてゐるのではないのである。
— 中原中也 『撫でられた象』 青空文庫
かくて実状は意志を以て鼻だけの材料でともかく象を描かうといふのであるから、無理はもとよりだが、単なる意志、単なる努力といふものも、事物の配列を変へる能力くらゐはあるものだから、とにかく作品のやうなものが出来はする。
— 中原中也 『撫でられた象』 青空文庫
鼻翼の所はおしろいが剥落ちてゐて、一寸突いたらビリビリと破けさうな感じがする。
— 中原中也 『三等車の中(スケッチ)』 青空文庫
(女の顔を見入りながらからかふやうな眼付になる)コーカサス型で以て、鼻筋だけは独逸女のやうに何処かかうキリツとしたところのある顔、と言へば好いのかな。
— 中原中也 『夢』 青空文庫
犬や小鳥やの動物は、単に鼻を嗅ぎ合うとか、尾を振り合うとか、目をちょっと見合すとかいうだけで、相互の意志が完全に疎通するのに、人間は廻りくどく長たらしい会話をして、しかもなお容易に意志を通じ得ない。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
作例 · 標準
風邪をひいて、鼻が詰まって苦しい。
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犬は鼻が利くので、遠くの匂いも嗅ぎ分けることができる。
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彼の鼻は、寒さで赤くなっていた。
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ウィキペディア
鼻(はな)は、動物の器官のひとつで、嗅覚をつかさどる感覚器、そして呼吸をするための呼吸器である。飲食物はじめにおいを嗅ぐ点で、口の補助的役割も務める。
出典: 鼻 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0