皇天
こうてん
名詞
標準
providence
文例 · 用例
今にして思う、僕はハイカラの精神の我が桂正作を支配したことを皇天に感謝する。
— 国木田独歩 『非凡なる凡人』 青空文庫
遺詔に曰く、朕皇天の命を受けて、大任に世に膺ること、三十有一年なり、憂危心に積み、日に勤めて怠らず、専ら民に益あらんことを志しき。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
将門死して二十一年の村上天皇天徳四年に、右大将藤原朝臣が奏して云はく、近日人が将門に魘えたかといふことが窺知られる。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
縦しや火遁の術ありとも我に鍛への太刀剣、香取鹿嶋の神代より正大ここに鍾ればやはかゆるがむ此の備、照覧あれや皇天皇土。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫
前号にも言ひし如く、維新の革命は前古未曾有の革命にして、精神の自由を公共的に振分けんとする革命にてあれば、此際に於て尤も多く時代に需めらるべきは、此目的に適ひたるものなるが故に、其第一着として三田翁は皇天の召に応じたるものなり。
— 北村透谷 『明治文学管見』 青空文庫
種民天の四ツの上が三境と云つて、太上老君天師太清境、九仙上清境、九眞玉清境、いづれも善美の世界であり、又其上の最上世界が即ち大羅天で、其中に過去元始天尊、見在太上玉皇天尊、未來金闕玉晨天尊が居たまふのである。
— 幸田露伴 『道教に就いて』 青空文庫
しかるに世間はかく安楽でいつまでも続かず、一日婦女どもが食物を摺り調える処へ上帝来り立ち留まって観るを五月蠅がり、あっちへ行けといえど去らず、婦女ども怒って擂木で上帝を打ったから、上帝倉皇天に登り復と地上へ降らず、世は永く精物に司配さる。
— 羊に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
歳首に作つた五絶数首の中に、「春風病将痊、今年七十一、皇天又何心、馬齢開八秩」と云ふのもあつた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
作例 · 標準
「皇天、お見通しだ!」と、悪党は罪を悔い改めた。
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古来より、人々は皇天に祈りを捧げ、豊穣を願ってきた。
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皇天は、人間の善悪を知る、という思想がある。
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