光点
こうてん
名詞
標準
luminous point
文例 · 用例
窓を開けて仰ぐと、溪の空は虻や蜂の光点が忙しく飛び交っている。
— 梶井基次郎 『冬の蠅』 青空文庫
それの飛んで行った方角には日光に撒かれた虻の光点が忙しく行き交うていた。
— 梶井基次郎 『冬の日』 青空文庫
むしろ、紙とインクの本にもとめるものを、そのまま、ガラス板と光点でつくられた本に求めてしまうこと自体にむりがある、と考えてしまったほうがいいくらいのものなのだ。
— 津野海太郎 『本はどのように消えてゆくのか』 青空文庫
すると怪しいかな、突然眼もくらむような青白い光点が、扉の上に現れた。
— 海野十三 『地球盗難』 青空文庫
従ってこの顕微鏡では微粒子の形は見ることが出来ないので、唯光点の数から、存在する微粒子の数だけが測れるのである。
— 中谷宇吉郎 『墨流しの物理的研究』 青空文庫
すっかり眼が覚めたような気持になって、私はすぐ眼の前を静かに揺れて行くこれ等の無数の光点の流れに見入っていた。
— 中谷宇吉郎 『雪後記』 青空文庫
縫針の先にも足らぬ小さい六角板、六角の角錐、小人の国の水晶の結晶ともいうべきものなど、低温室の中で色々に作って見た時のことを考えながら、私は今すぐ前の大気の中に輝いている氷晶の光点の中に、それ等の姿を思い見ていた。
— 中谷宇吉郎 『雪後記』 青空文庫
そういう時には、金色の燭台の一点が燈明に鋭く輝いて、その光点から金色の箭が八方にさしているのを、唯一のすがりどころとじっとみつめていた。
— 中谷宇吉郎 『『西遊記』の夢』 青空文庫
作例 · 標準
暗闇の中で、遠くに小さな光点が見えた。
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「この顕微鏡写真、細胞の核に光点が見えるんだけど、これ何だろう?」
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望遠鏡で観測すると、星雲の中に多数の光点が輝いていた。
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