涼み
すずみ
名詞
標準
cooling oneself
文例 · 用例
一例として「えんこう」の話をとると、夕涼みに江ノ口川の橋の欄干に腰をかけているとこの怪物が水中から手を延ばして肛門を抜きに来る。
— 寺田寅彦 『重兵衛さんの一家』 青空文庫
ある夕、雨降り風|起ちて磯打つ波音もやや荒きに、独りを好みて言葉すくなき教師もさすがにもの淋しく、二階なる一室を下りて主人夫婦が足投げだして涼みいし縁先に来たりぬ。
— 国木田独歩 『源おじ』 青空文庫
この中庭の方は、垣に接近して小さな花壇があるだけで、方三|間ばかりの空地は子供の遊び場所にもなり、また夏の夜の涼み場にもなっている。
— 寺田寅彦 『小さな出来事』 青空文庫
四 新星 毎年夏になってそろそろ夕方の風が恋しい頃になると、物置にしまってある竹製の涼み台が中庭へ持ち出される。
— 寺田寅彦 『小さな出来事』 青空文庫
もう明日あたりは涼み台を出そうじゃないかという事が誰かの口から云い出される。
— 寺田寅彦 『小さな出来事』 青空文庫
涼み台の外に折り畳み椅子が三つ同時に並べられて一同が中庭へ集まる。
— 寺田寅彦 『小さな出来事』 青空文庫
今年の夏始めに、涼み台が持ち出されて間もなく、長男が宵のうちに南方の空に輝く大きな赤味がかった星を見付けてあれは何かと聞いた。
— 寺田寅彦 『小さな出来事』 青空文庫
八月になってから雨天や曇天がしばらく続いて涼み台も片隅の戸袋に立てかけられたままに幾日も経った。
— 寺田寅彦 『小さな出来事』 青空文庫
作例 · 標準
夕食を済ませた後、近所の川辺へ涼みに出かけるのが我が家の夏の習慣だ。
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縁側で冷たい麦茶を飲みながら、ひとときの涼みを楽しんでいると、一日の疲れが抜けていく。
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都会の夜の涼みを求めて、屋上のビアガーデンは多くの会社員で賑わっている。
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