縁側
えんがわ
名詞頻度ランク #27719 · 青空 4733 例
標準
engawa
文例 · 用例
八雲は縁側に立ってそれに聞き惚れ、『いかに面白いと楽しいですね』と言って喜んだが、また『私、心痛いです』と言った。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
十一時頃、やっとお目ざめになり、新聞ないかあと言い、寝床に腹這いになりながら、ひとしきり朝刊の検閲をして、それから縁側に出て支那の煙草をくゆらす。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
渡り廊下に近い一棟の病室の者達が、最早その赤坊の苦しげな絶え/\の泣き声のために「急病人あり」と知つて、縁側に出て見えもせぬ診察室の方に首を伸してゐた。
— 中原中也 『医者と赤ン坊』 青空文庫
朝は早く起き、榊をあげて柏子を打ち、木の香の匂ふ縁側に、日向ぼつこでもしてみるとしたらどうであらう。
— 中原中也 『よもやまの話』 青空文庫
所在なさに縁側の障子に背をもたせて宿で借りた尺八を吹いていた。
— 寺田寅彦 『やもり物語』 青空文庫
女中は縁側の戸を一枚々々としめて行って残る一枚を半ばで止め、暗い庭の方をじっと見ている。
— 寺田寅彦 『やもり物語』 青空文庫
この時の女の顔は不思議な美しさに輝いて、涼しい眼の中に燃ゆるような光は自分の胸を射るかと思ったが、やがて縁側に手をついて、宜しくば風呂を御召しあそばせと云った時はもう平生のお房であった。
— 寺田寅彦 『やもり物語』 青空文庫
自分も縁側へ出て新しく水を入れた手水鉢で手洗い口すすいで霊前にぬかずき、わが名を申上げて拍手を打つと花瓶の檜扇の花びらが落ちて葡萄の上にとまった。
— 寺田寅彦 『祭』 青空文庫
作例 · 標準
祖母の家では、夏になると縁側でスイカを食べるのが楽しみだった。
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猫が日当たりの良い縁側で気持ちよさそうに丸くなっている。
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新しく建てる家には、広々とした縁側を設けてくつろぎたい。
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雨上がりの夕暮れ時、縁側に座って庭を眺めるのが好きだ。
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標準
bone at the base of a fin (esp. of a flatfish)
作例 · 標準
この寿司屋の縁側は、とろけるような脂とコリコリとした食感が絶妙だ。
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炙り縁側は香ばしさが加わり、日本酒との相性も抜群だね。
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ヒラメの縁側は、一枚の魚から少量しか取れない貴重な部位だ。
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今日の握り寿司の盛り合わせに、大好物の縁側が入っていて嬉しい。
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