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団扇

うちわ
名詞頻度ランク #43257 · 青空 992
1
標準
uchiwa
文例 · 用例
女房は店で団扇をつかいながら楽しげにこの様を見ている。
寺田寅彦 やもり物語 青空文庫
夏の暑い盛りだと下帯一つの丸裸で晩酌の膳の前にあぐらをかいて、渋団扇で蚊を追いながら実にうまそうに杯をなめては子供等を相手にして色々の話をするのが楽しみであったらしい。
寺田寅彦 重兵衛さんの一家 青空文庫
団扇のような胴船が、浚渫船の横っ腹へ、眠りこけていた。
葉山嘉樹 浚渫船 青空文庫
たった一日俺もグッスリ眠りてえや」 彼等は足駄を履いて、木片に腰を下して、水の流れる手拭を頭に載せて、その上に帽子を被って、そして、団扇太鼓と同じ調子をとりながら、第三金時丸の厚い、腐った、面の皮を引ん剥いた。
葉山嘉樹 労働者の居ない船 青空文庫
主客総立ちになって奇妙な手付をして手に手に団扇を振廻わしてみてもなかなかこれが打落されない。
寺田寅彦 烏瓜の花と蛾 青空文庫
一人の若者が団扇太鼓のようなものを叩いて相手の競争者の男の悪口を唄にして唄いながら思い切り顔を歪めて愚弄の表情をする、そうして唄の拍子に合わせて首を突出しては自分の額を相手の顔にぶっつける。
寺田寅彦 映画雑感6 青空文庫
何か手内職して居ます(仕立物でも、団扇張りでも何でも結構) 嘉助老人が「よく云うてあるわい」T「親はなくとも、 子は育つ」 わしは昨晩つくづくそう思った。
山中貞雄 中村仲蔵 青空文庫
小初は団扇で二つ三つ床を叩いて追う。
岡本かの子 渾沌未分 青空文庫
作例 · 標準
例句