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高燥

こうそう
形容動詞名詞
1
標準
high and dry
文例 · 用例
療養所はこの狭い高原地の、もっとも高燥な場所を占めていたが、考えていたよりも建築も儼としており、明るい環境も荒い感じのうちに、厳粛の気を湛えており、気分のよさに、均平もしばらく立ち止まって四辺を見廻していた。
徳田秋声 縮図 青空文庫
地は海上三千餘百尺、誠に高燥にして神心轉た爽快ならずむばあらず。
長塚節 草津行 青空文庫
もしこれに加えて時々、オゾンを発生する波の激しい海岸とか、または気温の激変のない海辺近くとか、または大気の湿気や暑熱の無い高燥の地、ないしは砂地土壌の土地とかであるならば、いよいよその人に物質的利益を供給する。
幸田露伴 努力論(現代訳) 青空文庫
八村の中、岩名は土地高燥、江戸川と座生沼とに挾まれて、茅屋ぽつ/\あるのみにて、幾んど行人なき塵外の別天地、伸ばさば一方里もあるべき處、見る限り、行く限り、すべて桃花に埋めらる。
大町桂月 春の郊外 青空文庫
都会としては割合に高燥な土地に、林の中とも言いたいほど樹木の多いところに、青木の新居を見つけた。
島崎藤村 桜の実の熟する時 青空文庫
千葉は東京に較べて冬は温度が五度高いというのに、監獄はその千葉の町よりももう五度高いというほどの、そして夏もそれに相応して冷しい、千葉北方郊外の高燥な好位置に建てられていた。
大杉栄 獄中記 青空文庫
それでもなかなか格好な家が見当らないと見えて幾日か過ぎましたが、或る日、父は、「今日こそ好い家を見附けた」といってその模様を話されるところを聞くと、その家は学校へ三丁位、土地が高燥で、至って閑静で、第一水が良い。
総領の娘を亡くした頃のはなし 幕末維新懐古談 青空文庫
広大な地と、高燥な軽い空気は、自ずと住む人間の心を快活に致します。
宮本百合子 C先生への手紙 青空文庫
作例 · 標準
乾燥した高燥の気候のため、この地域では水不足が深刻だ。
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高燥な土地に育つ植物は、乾燥に強い性質を持っている。
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「この辺りは高燥で、夏でも湿気が少なく過ごしやすい。」
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