舌頭
ぜっとう
名詞
標準
tip of the tongue
文例 · 用例
句を読むものが舌頭に千転する間にこの障壁が消えて二つのものが一つになりいわゆる陪音が鳴り響く。
— 寺田寅彦 『俳諧の本質的概論』 青空文庫
或書に、此の時、秀吉の策を用い、直ちに小谷を攻撃したならば、小谷は一日も支える事が出来なかったのに、安養寺が舌頭に於て信長に疑惑の思いを起したのは、忠節比類無しと褒めてある。
— 菊池寛 『姉川合戦』 青空文庫
が吾舌頭の悪魔は『さあ貴様は天下最高の美味に到達したのだぞ。
— 村山槐多 『悪魔の舌』 青空文庫
人の心中には舌頭に上すべからざる發作あり、爭鬪あり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
安食、その舌頭に觸る。
— 大町桂月 『宗吾靈堂』 青空文庫
したがって『八犬伝』の人物は全く作者の空想の産物で、歴史上または伝説上の名、あるいは街談|口説の舌頭に上って伝播された名でないのにかかわらず児童走卒にさえ諳んぜられている。
— 内田魯庵 『八犬伝談余』 青空文庫
いたずらに真を舌頭に転ずるものは、死したる墨をもって、死したる紙の上に、むなしき筆記を残すにすぎず。
— 夏目漱石 『三四郎』 青空文庫
光一の舌頭は火のごとく熱した。
— 佐藤紅緑 『ああ玉杯に花うけて』 青空文庫
作例 · 標準
絶妙な味付けのスープを一口飲んだ瞬間、舌頭にえも言われぬ旨味が広がり、思わず溜息が出た。
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彼は舌頭を転がすようにして流暢な英語を話し、集まった聴衆をその魅力的なスピーチで魅了した。
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あまりの緊張で舌頭がもつれてしまい、大切なプレゼンの冒頭で言葉が詰まってしまった。
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