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舌端

ぜったん
名詞
1
標準
tip of the tongue
文例 · 用例
花びら三枚に、櫻桃二粒を添へて舌端に載せるとたちまち口の中一ぱいの美酒、含んでゐるだけでも、うつとりする。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
花びら三枚に、桜桃二粒を添へて舌端に載せるとたちまち口の中一ぱいの美酒、含んでゐるだけでも、うつとりする。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
それまでは、私は、あまりの驚愕に、動顛して、震えることさえ忘却し、ひたすらに逆上し、舌端火を吐き、一種の発狂状態に在ったのかも知れない。
太宰治 春の盗賊 青空文庫
その床几の上に、あぐらをかいて池の面を、ぼんやり眺め、一杯のおしるこ、或は甘酒をすするならば、私の舌端は、おもむろにほどけて、さて、おのれの思念開陳は、自由濶達、ふだん思ってもいない事まで、まことしやかに述べ来り、説き去り、とどまるところを知らぬ状態に立ち到ってしまうのである。
太宰治 乞食学生 青空文庫
現実の生活ではふたたび開かれることのなくなった彼の口が、魯仲連の舌端を借りてはじめて烈々と火を噴くのである。
中島敦 李陵 青空文庫
)一切の不平、一切の經驗、一切の思想――つまり一切の精神が、この二時間のうちに、機を覗ひ時を待つて、吾が舌端より火箭となつて迸しる。
石川啄木 雲は天才である 青空文庫
)一切の不平、一切の経験、一切の思想、――つまり一切の精神が、この二時間のうちに、機を覗ひ時を待つて、吾が舌端より火箭となつて迸しる。
石川啄木 雲は天才である 青空文庫
事毎に二人は夫々の意見を異にして、絶え間もなく相争ふ有様は恰も古代の火論家水論家が剣の間に舌端の火花を飛せて各自の主張を完うしようとした趣きを髣髴させる概があつた。
牧野信一 ゾイラス 青空文庫
作例 · 標準
英語の「L」の音をきれいに発音するには、舌端を軽く上の歯の裏に押し当てる必要がある。
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慌てて熱いラーメンのスープを口に含んだ拍子に、舌端を火傷してしまい、味がわからなくなった。
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鏡を見ながら、「舌端に小さなデキモノができているな」と健康状態をチェックした。
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2
標準
one's words
作例 · 標準
彼の舌端から放たれる毒舌は、鋭いナイフのように周囲の人々の心を深くえぐった。
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交渉の場において、彼は巧みな舌端によって相手の矛盾を突き、有利な契約を勝ち取った。
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その噂話は瞬く間に広がり、今や街中の人々の舌端に上るまでになった。
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