弁舌
べんぜつ
名詞
標準
speech
文例 · 用例
モウ四十に近い姥桜とは夢にも思えない豊満な、艶麗な姿を、婦人正風会の椅子に据えて、弁舌と文章に万丈の気を吐き始めた。
— 夢野久作 『けむりを吐かぬ煙突』 青空文庫
大工は名を藤吉と申しましたが、やはり江戸の職人という気風がどこまでもついて廻わり、様子がいなせで弁舌が爽やかで至極面白い男でございました。
— 国木田独歩 『女難』 青空文庫
私は弁舌は拙いですけれども、膃肭臍は確です。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
」 立合の手合はもとより、世擦れて、人馴れて、この榎の下を物ともせぬ、弁舌の爽な、見るから下っ腹に毛のない姉御も驚いて目を※った。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
」 と弁舌流るるごとく、滔々として論じ来るに、へいげん等はこは案外とおもえる様にて、「それじゃ御持参の時計を拝見いたしましょう。
— 泉鏡花 『金時計』 青空文庫
長唄を歌って美音、尺八を吹き、琴を弾じ、古今の物語をよくして、弁舌|爽かに、世話講談の座敷が勤まる。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
「御弁舌さわやかでございます。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
蘇張は蘇秦張儀、皆兵馬を動かさず、弁舌を以て功を成せるもの。
— 幸田露伴 『囲碁雑考』 青空文庫
作例 · 標準
彼の弁舌は人を惹きつけ、聴衆は皆、感銘を受けていた。
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政治家にとって、流暢な弁舌は不可欠なスキルだ。
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弁舌爽やかな彼は、どんな場でも場を和ませることができる。
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