舌尖
ぜっせん
名詞
標準
tip of the tongue
文例 · 用例
頂の煙のみ覚めてその舌尖は淡く星の数十粒を舐っている。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
けっけと唾を絞って吐き出したが、最後の一ひらだけは上顎の奥に貼りついて顎裏のぴよぴよする柔いところと一重になってしまって、舌尖で扱いても指先きを突き込んでも除かれなかった。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
」 と舌尖三分で切附けたが、一向に感じないで、「遣るさ。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
まっ黒な煙の中に、ピラピラ、ピラピラ……と、青い火、赤い火の舌尖が、うす気味悪く舐めずりだした。
— 江戸の巻 『鳴門秘帖』 青空文庫
そして舌尖に血をながし、直ちに血判して、「もし、この都の内で、曹操に対し、あなたが大事を決行する日が来たら、それがしは必ず西涼の遠きより烽火をあげて、今日の約にお応え申さん」 云ううちにも馬騰はまなじりを裂き、髪さかだち、すでに風雲に嘯く日のすがたをおもわせるほどだった。
— 臣道の巻 『三国志』 青空文庫
作例 · 標準
彼の言葉は、まさに舌尖まで出かかっていたのに、飲み込んでしまった。
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舌尖にピリッとした刺激を感じる、これは辛い料理だ。
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彼女は舌尖でアイスクリームをなめ、その冷たさを楽しんだ。
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