口先
くちさき
名詞頻度ランク #22924 · 青空 345 例
標準
lip service
文例 · 用例
全く何一つしないで、科學もただ口先で云々するだけだし、藝術の事だつてろくろく分りやしないんです。
— 太宰治 『津輕地方とチエホフ』 青空文庫
「おい、今んになって、口先で胡魔化そう、ったって駄目だよ。
— 葉山嘉樹 『浚渫船』 青空文庫
溝口先生は、それから一度も学校へ姿をみせませんでした。
— 岡本かの子 『ある男の死』 青空文庫
二時間目事件が学校内の雑多な評判のなかからすつかり消えた頃、神経衰弱で東北の方へ転地して居た溝口先生が、なくなられたと学校へ聞えて来ました。
— 岡本かの子 『ある男の死』 青空文庫
それはこの演説中、私が「野口先生」といふ敬稱を、特に高調して使つた爲に、或る若い人たちに、それが何か耳障りになつたらしく思はれる。
— 萩原朔太郎 『中央亭騷動事件(實録)』 青空文庫
これなどまだ小心で正直な方だが口先のうまい奴は、これまでの取りつけの米屋に従来儲けさしているんだからということを笠にきて外米入らずを持って来させる。
— 黒島傳治 『外米と農民』 青空文庫
これまでの県会議員や、国会議員が口先で、政策とか、なんとか、うまいことを並べても、それは、その場限りのおざなりであることを彼等は十分知りすぎている。
— 黒島傳治 『選挙漫談』 青空文庫
しまいには原稿だけ……最近には単に口先でチョット耳を吹いただけで、五百や千の金には有付けるようになった。
— 夢野久作 『けむりを吐かぬ煙突』 青空文庫
標準
lips