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双幅

そうふく
名詞
1
標準
pair of hanging scrolls
文例 · 用例
彼の書斎には石刷を貼つた屏風と床にかけた紅楓黄菊の双幅との外に、装飾らしい装飾は一つもない。
芥川龍之介 戯作三昧 青空文庫
彼の書斎には石刷を貼った屏風と床にかけた紅楓黄菊の双幅とのほかに、装飾らしい装飾は一つもない。
芥川龍之介 戯作三昧 青空文庫
唐の郭子儀といふ人は、八十五歳まで生きて、子孫多く、臣下でも王とよばれ、功成り名遂げた人だといふので、そのいみじき福にあやかれと、祝はれたものであらうが、實はその双幅は、幾人かの婚禮に――婚禮にといふより、その結果に面白くないことがあつて、父はそれを、よろこんで人に貸さなくなつてしまつた。
長谷川時雨 「郭子儀」異變 青空文庫
其時は目出度からと云ふので、客間の床には必ず虎の双幅を懸けた。
夏目漱石 青空文庫
たくさん輸入された牧渓の画のうちで、大徳寺のこの双幅と、同じく「観音に鶴と猿」の図三幅対は、もっとも、その代表的な大作であるということであるが、偶然かどうか、この両作にかぎって、また、こんなにまでよく牧渓の全風格を丸出しにした字の書きぶりの妙味さが見られるのは至極妙である。
北大路魯山人 牧渓の書の妙諦 青空文庫
そして床の間には、漱石先生の詩の双幅がかかっていた。
中谷宇吉郎 南画を描く話 青空文庫
何やら双幅のかかった床の間を背に、くつろいだ御紋付きの着流し、燭台の灯にお湯あがりの頬をテラテラ光らせて、小高い膝をどっしりとならべているのは、柳生一刀流をもって天下になる対馬守様。
日光の巻 丹下左膳 青空文庫
格子をあけると、狭い土間の取っつきに、夏なので障子をとり払い、すだれが二枚、双幅のように掛かっている。
林不忘 煩悩秘文書 青空文庫
作例 · 標準
床の間に、立派な書が書かれた双幅そうふく)が飾られていた。
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その茶室には、季節に合わせた双幅そうふく)が掛けられていた。
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結婚祝いとして、一対の美しい双幅そうふく)を贈った。
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