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三幅対

さんぷくつい
名詞
1
標準
set of three
文例 · 用例
(明治四十年十一月十一日『東京朝日新聞』)         三十六      ドイツの製粉研究所 ドイツ人がすべての工業の発達を計るためにその根本たる科学的の研究に注意する事は今に始めぬ事だが、今度また麺麭粉の研究所を新たに設立し既設の製糖並びに醸造研究所とともに三幅対を作るそうである。
寺田寅彦 話の種 青空文庫
こんな事をうかうか考えている自分を発見すると同時にまた、現在この眼前の食堂の中に期せずして笑い上戸おこり上戸泣き上戸|三幅対そろった会合があったのだという滑稽なる事実に気がついたのであった。
寺田寅彦 三斜晶系 青空文庫
大きな床の間の三幅対も、濃い霧の中に、山が遥に、船もあり、朦朧として小さな仙人の影が映すばかりで、何の景色だか、これは燈が点いても判然分らなかったくらいである。
泉鏡花 みさごの鮨 青空文庫
二間の床の間に探幽の神農様と、松と竹の三幅対
夢野久作 笑う唖女 青空文庫
私はこの頃、皇太后陛下の思召によります三幅対の制作に一心不乱になっております。
上村松園 無表情の表情 青空文庫
たくさん輸入された牧渓の画のうちで、大徳寺のこの双幅と、同じく「観音に鶴と猿」の図三幅対は、もっとも、その代表的な大作であるということであるが、偶然かどうか、この両作にかぎって、また、こんなにまでよく牧渓の全風格を丸出しにした字の書きぶりの妙味さが見られるのは至極妙である。
北大路魯山人 牧渓の書の妙諦 青空文庫
菖蒲の花咲乱れたる八橋に三津五郎半四郎歌右衛門など三幅対らしき形して彳みたる、あるひは両国花火の屋形船に紺絞りの浴衣も涼し気に江戸三座の大達者打揃ひて盃を交せるさまなぞあまりに見飽きたる心地す。
永井荷風 江戸芸術論 青空文庫
「どんな物を読みなすった」「まず先生のお作なら、安永七年にお書卸しの黄表紙お花半七を始め、翌年御開板の遊人三幅対、夏祭其翌年、小野篁伝、天明に移りましては、久知満免登里、七笑顔当世姿、御存商売物、客人女郎不案配即席料理、悪七変目景清、江戸春一夜千両、吉原楊枝、夜半の茶漬。
邦枝完二 曲亭馬琴 青空文庫
作例 · 標準
三幅対の雪月花の屏風が展示室の中央に置かれ、来場者の目を釘付けにしていた。
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歴史的な価値がある三幅対の作品を修復するため、専門の職人が数ヶ月かけて作業にあたった。
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書斎の壁に、お気に入りの書家の三幅対を飾ることで、仕事の合間に心を落ち着かせている。
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