考証
こうしょう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #25938 · 青空 432 例
標準
investigation into historical evidence
文例 · 用例
というのは、従来世に現われている蕪村論や芭蕉論は、すべていわゆる俳人の書いたものであり、修辞や考証の解説上で、専門的に入念を極めた絶好の書であるけれども、俳句そのものの本質しているリリックの真精神を意外に忘却しているものが多いのである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
もとより僕は無学にして文献に暗く、考証等に笑うべき蒙失があるかも知れない。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
主人は、好きな道を役立てて歌舞伎の小道具方の相談相手になり、デパートの飾人形の衣裳を考証してやったり、それ等から得る多少の報酬で学費を補っていた。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
母の歿したのちは男の手一つで女中や婆あやや書生を使い、私を育てて来た父には生甲斐として考証詮索の楽しみ以外には無いように見えたが、やはり寂しいらしかった。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
そんな訳であるから、この一篇は畢竟思い付くままの随筆であって、もとより論文でもなく、考証ものでもなく、むしろ一種の読後感のようなものに過ぎない。
— 寺田寅彦 『西鶴と科学』 青空文庫
以上、奈良朝における諸音の実際の発音はどんなであったかというに、これはかなりむずかしい問題で、いろいろ考証が必要ですし、またまだわからない点も少なくありませんが、今日は時間がありませぬから今までの研究の結果だけを簡単に申しておくに止めたいと思います。
— 橋本進吉 『古代国語の音韻に就いて』 青空文庫
最近に坪井博士はその著『我が国民国語の曙』において四国の地名についても多少の考証をしておられる。
— 寺田寅彦 『土佐の地名』 青空文庫
芸術の技巧に関する伝統が尊重された時代には、芸術の批評権といったようなものは主に芸術家自身か、さもなくば博学な美術考証家の手に保存されて、吾々素人は何か云いたくなる腹の虫を叱り付けていなければならなかった。
— 寺田寅彦 『帝展を見ざるの記』 青空文庫
作例 · 標準
この時代劇は歴史的な考証が非常に行き届いており、当時の生活様式が忠実に再現されている。
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古文書を一点一点丁寧に考証した結果、これまで定説とされていた合戦の場所が誤りであることが判明した。
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脚本家はリアリティを出すために、専門の学者に時代考証を依頼して細部までチェックを受けた。
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ウィキペディア
考証(こうしょう)とは、伝承や二次資料などにより広く一般に知られている事件や出来事について、その客観的な証拠となりうる古い文献や器物を入念に調査することにより、その事件は実際にはどのようにして起きたどんな事件だったのか、その出来事とは実は何だったのかを明らかにすること。
出典: 考証 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0