神助
しんじょ
名詞
標準
assistance from the gods
文例 · 用例
神助の凪に艦泊てて月落ちかかるバイヤス灣、椰子の葉蔭に枕ぎて夢むは誰ぞ海南島。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫
願わくば天下の為に神助あらんことを」と云った意味のものであるが、果してこの様な願文を出したかどうか多少怪しい処はあるが、この戦をもって天下平定の第一歩であると考えて居た事は疑あるまいと思われる。
— 菊池寛 『桶狭間合戦』 青空文庫
為に軍馬の音を今川勢に知られる事もないので熱田の神助とばかり喜び勇んで山路を分け進んだ。
— 菊池寛 『桶狭間合戦』 青空文庫
『宋史』に〈元達かつて酔って道傍槐樹を見る、剣を抜きてこれを斬るに樹立ちどころに断つ、達ひそかに喜びて曰く、われ聞く李将軍臥虎を射て羽を飲ましむと、今樹我がために断つ豈神助か〉、『東海道名所記』等に見えた石地蔵が女に化けて旅人に斬られた話は、石橋臥波氏輯『民俗』第三報へ拙考を出し置いた。
— 虎に関する史話と伝説民俗 『十二支考』 青空文庫
鰐淵の名が同業間に聞えて、威権をさをさ四天王の随一たるべき勢あるは、この資本主の後楯ありて、運転神助の如きに由るのみ。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
形は一握の中に隠るるばかりなれど、能く遠くを望み得る力はほとほと神助と疑ふべく、筒は乳白色の玉もて造られ、僅に黄金細工の金具を施したるのみ。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
かつて一牝馬難産のところへ行き合せしに、その部の酋長これを憂うる事自分の母におけるごとく、流涕して神助を祷れば牝馬これに応じてことさらに呻吟するようだった。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
勢い霊玉の奇特や伏姫神の神助がやたらと出るので、親兵衛武勇談はややもすれば伏姫|霊験記になる。
— 内田魯庵 『八犬伝談余』 青空文庫
作例 · 標準
絶体絶命の危機に、まるで神助のような出来事が起こった。
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彼の成功は、努力だけでなく神助があったからだと信じられている。
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この奇跡は、神助としか説明できない。
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