執
しゅう
名詞頻度ランク #39153 · 青空 493 例
標準
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文例 · 用例
私は新短歌が現に挙げてゐる成績に偏執し過ぎたかも知れない。
— 中原中也 『新短歌に就いて』 青空文庫
云換れば、それらの西洋文学は、我々自身の現識或ひは我々の従来の文学で云つてゐたことの如何いふことに該当するか、その相関関係が十分に納得出来ないうちに、西洋文学の筆法だけを採用し、ともかく我々は筆を執つたのである。
— 中原中也 『撫でられた象』 青空文庫
だが作家等が昔日のやうに、楽々と筆を執つてゐないことだけは事実である。
— 中原中也 『近頃芸術の不振を論ず』 青空文庫
『文学なぞは早晩地上から跡を絶つに決つてゐるもので、今猶文学なぞに執心してゐる奴は愚物に限る』なぞ。
— 中原中也 『非文学的文士』 青空文庫
筆を執っても原稿用紙の隅に自分の似顔画を落書したりなどするだけで、一字も書けない。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
ネルヴァルの発狂、二重意識の相剋による錯乱は蓋し、彼が彼の分析方面に執し過ぎたことが原因ではある。
— 中原中也 『詩に関する話』 青空文庫
彼は自己の感覚の断面々々に執しすぎて、畢にその断面々々が一人格中に包摂される底の実質を失つたのである。
— 中原中也 『詩に関する話』 青空文庫
蓋し、すべて分析過程の保留を願つたり、抽象慾過剰だつたり、感覚的断面に執着したりすることは、実行家的精神であつて芸術家精神ではない。
— 中原中也 『詩に関する話』 青空文庫
作例 · 標準
物への執着を捨てることは難しい。
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彼は過去の栄光に執している。
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彼女には芸術に対する強い執があった。
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