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大往生

だいおうじょう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
1
標準
peaceful death
文例 · 用例
観念の眼を閉じて、安らかに大往生を遂げたとは思えない。
織田作之助 武田麟太郎追悼 青空文庫
次第に財産も殖え、体重も以前の倍ちかくなって、町内の人たちの尊敬も集り、知事、政治家、将軍とも互角の交際をして、六十八歳で大往生いたしました。
太宰治 女の決闘 青空文庫
空腹を防ぐために子への折檻をひかえた黄村、子の名声よりも印税が気がかりでならぬ黄村、近所からは土台下に黄金の一ぱいつまった甕をかくしていると囁かれた黄村が、五百文の遺産をのこして大往生をした。
太宰治 ロマネスク 青空文庫
甕へ落ちてから何カ月|経ったか大往生を遂げた猫は固より知る筈がない。
夏目漱石 『吾輩は猫である』下篇自序 青空文庫
五十三で死んで、私は子供心には、そのとしがたいへんな老齢のやうに感ぜられ、まづ大往生と思つてゐたのだが、いまは五十三の死歿を頽齢の大往生どころか、ひどい若死にと考へるやうになつた。
太宰治 津軽 青空文庫
室香はお吉に逢いてより三日目、我子を委ぬる処を得て気も休まり、爰ぞ天の恵み、臨終|正念たがわず、安かなる大往生、南無阿弥陀仏は嬌喉に粋の果を送り三重、鳥部野一片の烟となって御法の風に舞い扇、極楽に歌舞の女菩薩一員増したる事疑いなしと様子知りたる和尚様随喜の涙を落されし。
幸田露伴 風流仏 青空文庫
普通の信心深い仏徒や居士の終りには、聖衆来迎、紫雲音楽めでたく大往生というのが常である。
幸田露伴 連環記 青空文庫
しかし、まアくびにもならずに勤めていましたので、父はそんな私を見て安心したのか、二年後の五月には七十六歳の大往生を遂げました。
織田作之助 アド・バルーン 青空文庫
作例 · 標準
曾祖父は百歳まで元気に過ごし、最後は眠るように大往生を遂げた。
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「これだけ多くの孫に囲まれて逝けるなら、まさに大往生だな」と親戚が語り合った。
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天寿を全うして大往生した祖母の遺影は、とても穏やかな表情をしていた。
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ウィキペディア

『大往生』(だいおうじょう)は、永六輔著のエッセイ。岩波新書より1994年3月22日に刊行された。「老い」「病い」「死」についてまざまなお年寄りの生の言葉を集めて語録集として綴り、200万部を超えるベストセラーとなった。第2弾となる『二度目の大往生』(にどめのだいおうじょう)が岩波新書から1995年10月20日に刊行されている。

出典: 大往生 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0