大死
たいし
名詞
標準
文例 · 用例
そこには「生」は形をひそめてたゞ一つの「大死」があるばかりだらう。
— 有島武郎 『運命と人』 青空文庫
○ 運命が冷酷なものなら、運命を圧倒してその先きまはりをする唯一つの道は、人がその本能の生の執着を育てゝ「大死」を早める事によつて、運命を出し抜く外にはない。
— 有島武郎 『運命と人』 青空文庫
運命が親切なものなら運命と握手してその愛撫を受ける唯一つの道は、人がその本能の執着を育てゝ「大死」を早める事によつて、運命を狂喜させる外にはない。
— 有島武郎 『運命と人』 青空文庫
┌精神乖離症└精神分裂症┌今日一日の命│大死一番絶後蘇生└死而後已┌剣道四病│ 驚、恐、疑、惑└剣道四綱 一眼二足三膽四力 十二月五日 初雪、晴。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
「大死一番乾坤新なり」と独仙君は目くばせをする。
— 夏目漱石 『吾輩は猫である』 青空文庫
そして運命の前にどこまでもへりくだって絶対に他を信頼する心、自由の獲得のためにはあくまで戦って大死一番して後甦るの工夫を忘れない剛健な心、それらに対してのみ救済の完成と自由の完成とは存在する。
— 三木清 『語られざる哲学』 青空文庫
私は、両軍の大死闘をもっと見ていたかったが、それよりも祖国のことが心配になるので、興味あるその戦場を、ほんの十数秒の間にすりぬけてしまった。
— 海野十三 『地球要塞』 青空文庫
しかし彼はその特別の数を挙げているのであり、もしそれが正確であるならば、大死亡率が結婚数に与えた急激莫大な影響を示すものである。
— AN ESSAY ON THE PRINCIPLE OF POPULATION 『人口論』 青空文庫