天寿
てんじゅ
名詞
標準
natural span of life
文例 · 用例
それで私は天寿の許す限り趙州の顰にならつて奮励する心組でゐる。
— 夏目漱石 『点頭録』 青空文庫
既に宇宙に遍満す、万人の霊我、神明の懐に入つて何の差別なく距離なく、完たく無量無辺四劫に亘るの天寿を呼吸して合一す。
— 石川啄木 『閑天地』 青空文庫
会沢は、水戸の南街塾で、諸国から集まる好学の志士を教導しながらも、万巻の書に埋り、清貧の中に、文久三年八十三歳の天寿を全うして生涯を終へた。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
その後も子孫繁昌して、彼は八十歳までも長命して天寿をまっとうした。
— 録異記 『中国怪奇小説集』 青空文庫
青年は不思議に命を全うしたばかりでなく、三十を越えても死なないで、無事に天寿を保った。
— 輟耕録 『中国怪奇小説集』 青空文庫
推古天皇の三十年二月二十二日に聖徳太子が薨去あらせられたので、妃の橘大女郎哀傷追慕のおもいやるかたなく、勅を請うて太子が日ごろ説かれ給うた天寿国のもようを図がらにあらわしてそこに太子御往生の容子をみられんことを念じられた。
— 矢田津世子 『※女抄録』 青空文庫
「天寿国曼荼羅」に倣って後世仏像経巻等を繍することが行われ技のほうも次第に巧妙となったということは想像に難くないが、現存のものでは右の経文の他に山科勧修寺の繍仏、近江宝厳寺蔵の国宝「刺繍普賢十羅刹女図」の額、「弥陀三尊来迎図」の額など精巧のわざを示したものときいている。
— 矢田津世子 『※女抄録』 青空文庫
「天寿国繍帳」の造製に与かった絵師たちは推古天皇の十二年帰化画師保護のため定められた黄書画師ならびに山背画師に属する人びととしてものの本にみえている。
— 矢田津世子 『※女抄録』 青空文庫
作例 · 標準
祖父は九十歳を迎え、天寿を全うした。
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誰もが願うのは、健康で天寿をまっとうすることだ。
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彼は志半ばで倒れたが、その人生は天寿にも勝る輝きを放っていた。
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ウィキペディア曖昧さ回避
天寿(てんじゅ) 天寿 - 予め定まっていると考えられる寿命。「天寿を全うする」という言葉で用いられる。 天寿 (宇文化及) - 中国で隋末唐初に宇文化及が建てた私年号。618年~619年。 天寿 (于闐) - 于闐で10世紀末から11世紀初めに用いられたと考えられる元号。 天寿酒造が製造する日本酒の銘柄。 株式会社天寿 - エステ脱毛店Pureを運営し、2013年に倒産。
出典: 天寿 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0