臨終
りんじゅう
名詞頻度ランク #26396 · 青空 957 例
標準
deathbed
文例 · 用例
仝年五月、「朝の歌」及「臨終」諸井三郎の作曲にて日本青年館にて発表さる。
— 中原中也 『我が詩観』 青空文庫
白梅に明ける夜ばかりとなりにけり 天明三年、蕪村臨終の直前に咏じた句で、彼の最後の絶筆となったものである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
そうして病人は臨終の間ぎわまで隣人の親切を身にしみるまで味わわされるのである。
— 寺田寅彦 『田園雑感』 青空文庫
見る目は人の咎にして、有るまじき事と思ひながらも、立ちし浮名の消ゆる時なくば、可惜白玉の瑕に成りて、其身一生の不幸のみか、あれ見よ伯母そだてにて投げやりなれば、薄井の娘が不品行さ、両親あれば彼の様にも成らじ物と、云ひたきは人の口ぞかし、思ふも涙は其方が母、臨終の枕に我れを拝がみて。
— 樋口一葉 『雪の日』 青空文庫
そこでその恥辱を最も深く感じたのは、アントン・フオン・ヰツクの臨終に逢つたといふ椅子の隣にある、金巾の覆ひのしてある今一つの椅子である。
— DAS FAMILIENFEST 『祭日』 青空文庫
が、また私は幌無しの辻馬車が――臨終前の一時間といへども、ふだんの賃金どほりに二法で走るところの、幌をすつかり上げた、時間ぎめの辻馬車が、大急ぎでやつて來るのを一度ならず見かけたものだつた。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から』 青空文庫
「臨終が來たのぢやないか知ら……」と、私は急に不安に胸を衝かれながら考へた。
— 南部修太郎 『病院の窓』 青空文庫
やつぱりあの時が臨終だつたのか――と、私は心の中で呟いた。
— 南部修太郎 『病院の窓』 青空文庫
作例 · 標準
祖父は、家族全員に見守られながら、安らかに臨終の時を迎えた。
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医者から危篤を告げられ、私たちは彼の臨終に立ち会うために急いで病院へ向かった。
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彼は臨終の際に、妻へ感謝の言葉を遺したという。
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