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おどし
名詞頻度ランク #16196 · 青空 70
1
標準
leather strap binding the plates of traditional Japanese armor (armour)
文例 · 用例
岩角、松、松には藤が咲き、巌膚には、つゝじ、山吹を鏤めて、御仏の紫摩黄金、鬼の舌、また僧の袈裟、また将軍の緋の如く、ちら/\と水に映つた。
泉鏡太郎 続銀鼎 青空文庫
せめては狩衣か、相成るべくは、緋の鎧……と気がつくと、暑中伺ひに到来の染浴衣に、羽織も着ず、貝の口も横つちよに駕籠すれして、もの欲しさうに白足袋を穿いた奴が、道中つかひ古しの蟹目のゆるんだ扇子では峠下の木戸へ踞んで、秋田口の観光客を――入らはい、と口上を言ひさうで、照覧あれは事をかしい。
泉鏡太郎 十和田湖 青空文庫
こなたは、盛りは四天王、金札打った独武者、羅生門よし、土蜘蛛よし、※々、狼ももって来なで、萌黄、緋、卯の花、小桜を黄に返したる年増交りに、十有余人の郎党を、象牙の撥に従えながら、寄すれば色ある浪に砕けて、名所の松は月下に独り、従容として名を得る口惜しさ。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
颯と、吹添ふ蒼水の香の風に連れて、流の上へそれたのは、卯の花の鎧着た冥界の軍兵が、弗ツと射出す幻の矢が飛ぶやうで、川の半ばで、白く消える。
泉鏡太郎 月夜 青空文庫
だから、踊屋台の引いて帰る囃子の音に誘われて、お桂が欣七郎とともに町に出た時は、橋の上で弁慶に出会い、豆府屋から出る緋の武者を見た。
泉鏡花 怨霊借用 青空文庫
のそりのそりと歩行き出すと、はじめ、出会ったのは緋の武者で、続いて出たのは雁がね、飛んで来たのは弁慶で、争って騎ろうとする。
泉鏡花 怨霊借用 青空文庫
帰りがけには、武蔵坊も、緋も、雁がねも、一所に床屋の店に見た。
泉鏡花 怨霊借用 青空文庫
時鳥の矢信、さゝ蟹の緋こそ、血と紅の色には出づれ、世は只暗夜と侘しきに、烈日忽ち火の如く、窓を放ち襖を排ける夕、紫陽花の花の花片一枚づゝ、雲に星に映る折よ。
泉鏡太郎 五月より 青空文庫
作例 · 標準
例句
ウィキペディア

縅(おどし)とは、日本の小札(こざね)式の甲冑の製造様式で、小札板を革や糸などの緒で上下に結び合わせること。縅に使う緒を縅毛(おどしげ、古くは「貫緒」)と呼ぶ。小札に穴を開け、縅毛を通して複数繋ぎ合わせることで、装甲に可動性を与えた連接法である。小札を左右に結び合わせることは、横縫(よこぬい)や下緘(したがらみ)、横綴(よことじ)、横搦(よこがらみ)などと呼ばれ、牛馬の革を用いる。

出典: — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0